「転職するなら転職サイト」みたいなことをボクはこのブログでよく語っています。
TVコマーシャルでも転職するなら○○…というフレーズをよく聞く昨今、「転職サイト」とは何かみたいな疑問を抱いている人もいると思うんです。
転職サイトってどんなサービスなの? たとえばどんなメリットがあるの?
そんな疑問にこたえるべく、今回は【転職歴2回で使った転職サイトは8社、自称転職サイトプロの筆者ミヤケン】が、転職サイトのサービス内容とメリットを全力で伝えるだけの記事になっております。
転職サイトってどんなサービス?ざっくりと魅力を紹介
ちょっとその前に…
みなさんも一度は聞いたことがあると思いますが、民間企業が運営する転職支援サービスには「転職サイト」「求人サイト」「転職エージェント」などと呼ばれるものがあります。
でも、実際にはそれぞれの呼び名に明確な定義がないので、いたるところで曖昧に語られてしまっています。
とある転職支援サービスがこっちの比較サイトでは転職サイトと呼ばれ、あっちの比較サイトでは転職エージェントと呼ばれ…
転職当時、ボクも混乱させられました。
というわけで、ボクのブログでは、無料で使える民間の転職支援サービスすべてを「転職サイト」という呼び方で統一します。
前置きはこの辺にして…
まず、転職サイトは、インターネット経由で簡単気軽に登録することができます。
そして、登録を済ませると、転職活動に役立つ色々な機能やサポートを全て無料で使えるようになるんです。
詳しい内容は後ほど紹介するとして、まずは公的機関が運営する転職支援サービス「ハローワーク」と比較しながら、ざっくりと魅力をお伝えしたいと思います。
結論から言うと、転職サイトはハローワークと比べて求人とサポートの質が高いです。
なぜか?
ハローワークは求人掲載が無料なので、採用に対する積極性に欠ける求人が多かったり、いつ見ても掲載されているような訳アリ求人が多かったりします。
しかも、そういった地雷求人を避けるには情報量が少なく、サポートする側の専門的な知識が乏しいんです。
一方の転職サイトは、求人掲載にお金がかかるので本当に人材を必要としている企業の求人だけが集まります。
さらに、ユーザーがブラック企業に応募することがないように、求人企業を独自にリサーチした情報を提供してくれます。
また、各業界・職種に精通したキャリアアドバイザーにサポートを受けることもできます。
悩み相談や求人選びのアドバイス、応募書類の添削や面接対策・セッティングから、給料の交渉まで、転職活動で必要なことは何でもお願いすることができると思ってOKです。
では、続いて転職サイトの詳しい機能やサポート内容を見ていきましょう。
転職サイトの機能やサポート内容、そのメリットを徹底解説
転職サイトの機能やサポート内容は、ある程度共通しているんだけれど、サイトごとに多少違いがあります。
ここでは筆者ミヤケンのオススメNo.1、マイナビエージェントを例にとって、実際に使ってみた感想なんかも入れつつね、紹介したいと思います!
マイナビエージェントでは転職サイトの基本的な機能やサポートが一通り揃っているので、その中から自分に必要な機能・サポートを選んで利用することができます。
「とりあえず求人を見るだけ」とか「転職するべきかアドバイザーに助言をもらいたい」とかでも気軽に登録OKです。
求人検索機能がとにかく便利
求人検索機能は、どんな転職サイトにもある基本中の基本のサービスです。
転職サイトには公開求人と非公開求人という括りがあるところが多く、求人検索機能で閲覧できるのは公開求人になります。非公開求人に関しては、またあとで語らせてください。
この公開求人を好きなときに、どこからでも検索できるのが転職サイトの魅力です。職種を条件にして探したり、業界から探したり、勤務地・スキル・キーワードなどなど、検索方法もたくさんあります。
たくさんの検索方法を駆使することで、自分に本当にマッチした求人を探せるというわけです。
ボクは電車で移動しているときとか、仕事の合間とか、隙あらば転職サイトを開いて検索していました。
オススメ新着求人が送られてくる
転職サイトに登録するときに、現在の収入とか転職先に求める条件とかを入力することになります。
その情報を基にして、オススメの新着求人がメールなどで届くようになるんです。
自分で公開求人の中から探すのもアリだけれど、客観的に「これ合いそうだよ」と判断された求人を見るのも、とてもとてもためになりますよ。
「少しだけ休憩したいな」というときに、少し見るとか、便座に座りながら見るとか、そういう使い方ができます。まあ、完全にボクの使い方がそうでしたね。
とりあえず流し見をして、良さげなものがあったら、その求人を保存。帰宅中・帰宅後などにじっくりと読む! という感じです。
アドバイザーから、求人の提案がある
アドバイザーは、非公開求人という一般公開されない求人を持っています。
その非公開求人はどのように開示されるかというと、その求人とマッチしているとアドバイザーが判断した人に提案する形で開示されるんです。
んー? どうやってそれを判断するのかって?
登録情報とか、面談や電話でヒアリングした内容とか、これまでの相談内容とかとか…。そういう総合的な情報から判断してくれます。
たとえるなら、カレーです。「カレーが食べたいなあ」と思ってお店を訪れて、本当に食べたいカレーと違った時のようなガッカリ感を回避することができます。
カレーと言っても、「具材ゴロゴロカレー」と「しゃばしゃばシティカレー」と「インドカレー」と色々あるじゃないですか。
マイナビエージェントは、「どんなカレーが食べたいか」「どんな具が好きか」「辛さはどれくらいか」「粘度は」というのをしっかり聞いたうえで、求めているカレーだけ出してくれるっていう感じでしたね。
アドバイザーに相談できる
キャリアアドバイザーには、どんな小さな小さなことだって相談できます。
もちろん大きな悩みも相談できますよ。大なり小なりあるけれど、悩みは悩みだし、全部が全部キャリア・アドバイザーにとっては貴重なデータになります。
相談に乗ることで、利用者の気持ちを楽にしたり、より正しい道に導いたり、求人紹介の参考にしたりしているんです。
ボクがアドバイザーに相談した些細な悩みは…
「面接のとき、ノックの回数2回でしたっけ? 3回でしたっけ?」
今考えるとバカ丸出しみたいな感じだけれど、こういう些細な質問にも真剣に答えてくれます。
孤独な闘いと思えた転職活動。でも実際は何でも相談で解決してしまう状況だったので、不安や苦しさは感じませんでした。
書類選考・面接の対策をしてくれる
履歴書とか職務経歴書とか、面倒くさいですよね。
しかも、転職のときの履歴書はどう書くのが正解かとか、職務経歴書の書き方とかよくわからない。職務経歴書なんて、転職活動しないと書くことないからねー。ボクも最初は頭に「?」がいっぱいでした。
だけど、アドバイザーに聞けば答えてくれるし、書いたあと見せたら添削してくれるし、赤ペン先生感覚で書類を作れます。
書類選考に通ったら、希望者には面接の練習もしてくれるんですよ。
付き合いが長い求人企業だったときには、「実際こういう問題が出題されました」と面接の傾向を教えてくれることもあります。面接本番中、「これ進〇ゼミでやったとこだ!」状態になりました。
面接の日程調整も、条件交渉も、なんとその…入社後も?
転職サイトのサポートを使わないで転職活動をすると、面接の日程交渉も、入社条件交渉も全部ひとりでしないといけません。
ただ、こちらは面接を受ける立場だから、あまり勝手なことを言えず、無理やりなスケジュールになることがあります。
キャリアアドバイザーは、求人先企業と求職者の間に入って、面接の日程調整も、条件交渉も代行してくれるんです。
実際ボクも利用しましたが、ボクが望んだ日程になっていました。しかも、働きながら転職活動していたから、「可能ならお昼に」と結構無茶なお願いをしたんです。それでも通りました。
年収とかに不満があれば、「もう少しなんとかなりませんか?」と言ってくれるし、まさに至れり尽くせりとはこのことですね。
入社後にも、アフターフォローがあります。
入職後に何か悩みが出来たときには、引き続きキャリア・アドバイザーに相談できるんです。
転職サイトが必須の時代だからこそ、上手く活用することを心がけよう
ココまで読んでいただいて、転職サイトを使うメリットがわかっていただけたと思います。
「お?とりあえず転職サイト使っておけば転職楽勝か?」と思ってしまうくらい魅力的なサービスですよね。
でも、ただ使うだけではダメです。
一昔前まではまだ「転職ならハローワークでしょ」と言われていたんですが、最近は「転職したいから転職サイトに登録する」というのが当たり前の時代になっています。
だから、ただ転職サイトを使うだけでは、ライバル(他の求職者)に対して有利になることはありません。
転職サイトが必須の時代だからこそ、上手に使いこなして他の人に差をつけることで転職を有利にしないといけなくなってきています。
上記で紹介したサポート内容や機能、メリットをしっかり理解して、自分に合った使い方をすることが大切です。
それだけで、なんとなく転職サイトを使っているとの差も開き、転職活動はしっかりガッツリ有利になりますよ。
さらに、(これはボクがオススメする活用法なんですが)複数の転職サイトを組み合わせて活用するのもかなり効果的です。
組み合わせ活用法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい↓
転職活動の始動は早いに越したことはない
「転職活動をいつ始めよう?」
そう悩むのは、ナンセンスじゃないかなとボクは思っています。
転職活動を始めるというのは、何もそんなに大それたことじゃないんです。
たとえば、「他に良い会社があったのかもしれないなあ」と思いながら、ぼんやり求人を見るのも一種の転職活動って言えると思います。ガッツリ腰を据えて「よーし、来週から転職活動はじめるぞー!」というものではありません。
転職サイトは「気軽に」「気楽に」「簡単に」使えるのが魅力なんだから、もっと気楽に構えましょう。
転職活動を始める時期は、辞めたいと思いはじめてから一週間以内がベスト!
もうすでに一週間以上経ってしまっている人は今すぐ!
かなり急かすようなことを言ってしまいましたが、ボクの経験上、転職活動の始動は早いに越したことはないということです。
辞めたいから求人を見る、辞めたいからアドバイザーに相談する、良い求人が見つかったら真剣に検討する、それでいいんです。
あとで「あのとき転職活動を始めておけばよかった…」と後悔することがないように、「あのとき転職活動を始めておいてよかった」と思えるように、このブログをきっかけに転職活動を始めてもらえたら嬉しいです。