どうも、美容院が好きなミヤケンです。

わかりやすくお洒落な雰囲気と、癒される音楽・ハサミの音…。美容師さんとの他愛もない会話、全てに癒しを感じます。髪を切ってもらうだけじゃあなく癒しも与えてくれる美容師さんはすごい!

だけど、ネットを見ると美容師を辞めたいと思っている人が案外多いことに気づかされます。

美容師の仕事がつらい理由はどこにあるのか? 美容師から転職するとき転職先はどこがいいのか?

今回は転職経験者のミヤケンが「美容師の辞めたいあるある」を紹介しながら、転職を考え、実行に移すうえでのベストプラクティスを語りたいと思います。

美容師あるある! 仕事のつらい部分と辞めたい理由

美容師を辞めたいと思っている人は結構多いです。ネットやSNSを見ると、たくさんのお仲間がいますよ。まずはそんなお仲間の意見や呟きを紹介したいと思います。それを見ながら、自分自身「どうして美容師を辞めるのか」再確認してみましょう。

こんなにもいる! 美容師を辞めたいと語る人

少しTwitterを見るだけでも、たくさんの人が美容師を辞めたいと語っています。そもそもTwitterで「美容師」と検索欄に入れると、候補の二番目に「美容師 やめたい」と出てくるんですよね。中には転職先をもう既に絞っている人もいます。

辞めたい理由を詳細に語る人はSNS上には少ないけれども、「美容師を辞めたいなあ」と考えている人はたくさんいるということをまず知っておいてほしかったんです。実際、辞める人もたくさんいるし、ほかに自分に向いてる仕事を前向きに探そうとしている人もいます。

まずは、「辞めたい」という考えに自信を持とうよ!

美容師辞めたい理由あるある! たくさんあるなあ

  • 給料が安い! 世知辛い!
  • 拘束時間が長い!
  • 独立できないと未来がない
  • 客の取り合いと押し付け合いが醜い
  • 人間関係

給料が安いのには、理由があると思います。美容室、客として行くといつも思うのが「人雇いすぎじゃない?」ということ。なんだか見習い美容師を雇わないといけないという決まりでもあるのかというほど、研修生が多いように感じるんですよねー。

結果、一人当たりの稼ぎが少なくなってしまうという…。考えすぎかなあ?

だけど、これは「客の取り合い」にも繋がってくると思います。自分がほかの人より稼ぐために、そして人よりたくさんの経験を積むために客を取り合う形になるわけです。だけど、その一方で面倒な客は押し付け合いになるという矛盾が生まれるのも納得できます。

あと、拘束時間が長いというのは「だろうなあ」と思うんです。基本的に独立を前提にしている仕事だから、雇われているうちは修行期間ということになるんですよね。修行している身なんだから「たくさん働け」という雰囲気が出来上がるし、拘束時間がどんどん長くなるのかな。

「独立できないと未来がない」というのも、かなり悲痛な叫びですよね。

人間関係というのは、美容師にかかわらず「仕事を辞めたいと思う多くの人」が転職理由に挙げるものです。

ミヤケンが思う美容師の今後と、辞めたほうがいい理由

ネットで色々調べたり、知り合いの美容師を見たりして感じることがあります。

美容師は、今後は美容師の技術だけでは食べていけなくなるということです。知り合いの美容師が「最近一度もハサミを握らない日が多い」と語っていました。何をしているのかと聞いたら、「広告作りやサイト作りをしている」と言うんですよ。

宣伝のためにPCスキルを一から学び、新しい技術を身につけようとしています。

そんな彼はどうしてそんなことをしているのかというと、フリーランスの美容師なんですよ。自分の店を持たず訪問や「ほかの人の店を間借りする」ことによって仕事をしているという、ちょっと変わった人です。

今後、美容師は自分の専門分野以外の技術も得ないと生きていけなくなるんじゃないかなあ。Webマーケティングもしっかりしないとダメだろうし、HPの運営もしないといけないと思います。色々なことに貪欲に取り組めないとキツイですよ。

だから、嫌々仕事をしても、ダメなんです。「ほかの仕事じゃあダメなんだ!」と、「美容師の仕事がなによりも楽しいんだ!」と、そう思える人だけが今後、美容師として生き続けていられるんじゃないかなあ。

辞めたい辞めたいと悩むくらいなら、辞めちゃったほうがいいと思います。

美容師から転職しよう! 転職先のオススメを男女別に紹介します。

美容師は今後、その仕事がどうしてもたまらなく好きだという人じゃないと続けられなくなります。だから辞めたいと悩んでいるくらいなら、辞められる準備をしたほうがいい。だけど、美容師から転職するとき、みんなどんな転職先を選んでいるのかが気になりますよね。男女別に、オススメ転職先を紹介します。

男性美容師の転職先! こんなのがあるよ

  • 土木・建築業界
  • 不動産営業
  • 営業職
  • 企画職

男性美容師の転職先として選ばれることが多いのが、上記の仕事です。土木・建築業界は、現場職が多い様子。理由は単純に「転職のハードルが低い」ということじゃあないでしょうか? 体力に自信がある人も多いのかもしれないし、性格的にも通ずるところがあるのかもしれませんけどね。

ミヤケン的には、不動産営業など営業職に就く人が多いというのは意外です。

ボクからオススメしようとしていたから、なおさら驚きました。

不動産営業は男性美容師が考えていることが多い「自分の力で稼ぎたい」という願いに、ベストマッチする仕事なんですよ。不動産営業は基本給+歩合という会社が多く、ノルマを達成すると人よりもたくさん稼げるようになります。

自分の営業力を武器にして、人より稼げるということから人気なんですよねー。

その分労働時間が長いし残業もありますが、「美容師は給料安かったから、見合った給料もらえるならあまり苦にはならないよ」という人が多いんじゃないかなあ。だからこそ、転職先に選ばれているんでしょう。

また、不動産営業に限らず営業職はオススメですよ。

あとは企画職というのがありますが、これは「サラリーマンがしたいけど営業は向いてないかもしれない」という理由や、「残業もノルマももう嫌だ」という理由があるんじゃないかなと思います。美容師を辞めたい理由を全部解消しようと思ったら、営業は合わないこともありますからね。

女性美容師の転職先、よくあるのは?

  • アパレル業界
  • 販売職
  • アイリスト
  • セラピスト
  • ブライダル系

男性美容師に比べると、「美容」に重点を置いていることがわかります。男性美容師よりも、美容関係の仕事をすることへの憧れが強いんでしょう。その点は、やっぱり「男女の違い」という感じがしますよねー。自分自身がキレイでありたいし、ほかの誰かをキレイにしたいという欲求は男性以上に強いんだと思います。

アイリストは仕事をするのに美容師免許が必要だから、免許を活かせる仕事としても人気があるんじゃないかなあ。「髪の毛」から「まつ毛」に方向転換するけど、まつ毛も美容に欠かせない大事な要素だから美容師とは違う楽しさがあると思います。

セラピストに関してはまったく別のスキルが必要になるけれど、国家資格が必要ということがありません。

働きながら技術を学べるし、お客さんの相談に応じるときに美容師としての経験も活かせると思います。美容師ほど競争は激しくないし、独立こそが正義というような風潮もありません。

美容師は「経営者」と「美容師」が同一視されているんだけど、セラピストは経営者とある程度切り離されています。経営は男性社員がして、実際の施術は女性が行うという会社や店が多いです。

競争が激しくなく人間関係も美容院に比べるといい傾向があるんだけれども、理由はそこにあると思います。

あとは、美容から近からず遠からずというところを狙って「アパレル」「ブライダル」というのも面白いでしょうね。ファッションが好きという人や、ブライダルに強い憧れと興味がある人にはオススメ!

男女共通、美容師の転職先としてオススメの仕事

ミヤケンが思う、男女ともにオススメしたい仕事は「アパレル関係」「事務職」の二つ!

アパレルは男女ともに、美容師との興味分野が少なからず一致する分野だと思います。ファッションも人の美醜を決める大きな要因だから、美容の一部と考えることもできますしねー。男女ともに、美容師から転職するときには狙い目だと思います。

また、アパレル関係と言っても職種もジャンルも色々ありますからね。販売する立場があれば、企画する立場もあるし…。自分が興味を持てる職種・ジャンルを選べば、天職にもなりえるんじゃないかなあ。

あとは、美容師の悩みを総合的に解消できる仕事として事務職を推しますよ。


給料は特別低くも高くもなく、年間休日は平均前後あり、仕事のペースをある程度調整できる仕事!

美容師の免許や経験は活かせないかもしれませんが、不満解消に重点を置きたいなら事務職もいいんじゃないかな!

美容師の仕事は、「それ以外考えられない」という人以外にはあまりにつらいです。辞めたいと悩むくらいなら辞めたほうが幸せになれるんじゃないかなあと、ミヤケンは思います。

転職先は男女で色々あるけれど、男性は「稼ぐこととサラリーマンになること」を重視、女性は「経験を活かすこと、美容分野の仕事を続けること」を重視して転職先を選ぶといいかもしれません。

男女共通してオススメできる事務職もあるし、転職先は案外たくさんありますよ。