田舎に帰りたい! Uターン転職したいけど、地元に仕事がないということ多いですよね。実際、求人を探すと田舎の求人は都会に比べて圧倒的に少ないんだよなあ。

ただ、田舎にも仕事はある! 考え方を変えましょう。

今回は、田舎に帰りたいけど転職先がないと悩んでいる人に、ミヤケンが「選り好みせずに求人を選んでみる」という方法と「通勤の仕方を変えてみる」という方法の2通りの解決方法を紹介したいと思います。

仕事は、選り好みすると「無い」んだよ

田舎に仕事がないというのは、「都会と同じような仕事がない」ということ。仕事自体は、あります。仕事がないと、誰も生きていけませんからね。まさか自給自足だけということはないでしょう。何時代? だから、仕事は選り好みしなければあるんですよ。

地方都市なら比較的イージーモード

地方都市と言えば、人口数十万人とか結構大きな規模が思い浮かぶかもしれませんね。だけど、地方都市のベッドタウンなど人口十万人程度の地域も比較的イージー。普通の求人情報、かなりたくさんありますよ。

たとえば、平成30年3月末時点の総人口11万3千人程度の、兵庫県神戸市のベッドタウン三田市を例にしてみましょう。東京に住んでいるボクらからしたら「三田(ミタ)」」と読んでしまいそうな、知名度も低い三田市(さんだし)、リクナビの求人数、普通に100件超えています。飲食・販売サービス業・営業職・企画・機械設計・ITエンジニアとかとか…。

都会に比べたら仕事の種類は少ないけど、十分な給料が得られる求人が地方にもあるんですよ?

地方都市と、それに近い町には人がたくさんいます。人が住んでいるところには仕事が生まれ、仕事が生まれれば雇用が生まれる。だから、比較的イージーです。

もし、自分の住んでいる地域の近くにそういう町があるのなら、そこまで通うというのも手なんじゃないかな!

どんな田舎にも、第一次産業はある

農業・林業など、第一次産業と呼ばれるものはどんな田舎にもありますよね。特に、近年は農業に活用可能な土地の規模に比べて、農業に従事する人の数が少ないという傾向があるみたいです。

だから、若手の農業従事者が増えたら地元民大歓喜! しかも地元に帰ってきた人が…となると、凱旋した英雄みたいな気分になれます。

農業を始めるのは確かにハードルが高いかもしれないけれど、出身地なら年配の方が教えてくれるんじゃないでしょうか。少しでも「農業やってみたいなあ」と興味がある方は、地元の農家に話を聞くと話がズンズン進んでいくと思います。

林業なら、自伐林業というのがシンプルでいいですよ。

資本金はそれほどたくさんいらないし、チェーンソーと作業車・小型ユンボーなどの小規模な機材で行えます。地域にもよるとは思いますが、近年じわじわと増えてきているみたいです。

あとは、農業・林業など具体的な考えはなくても、「地元に貢献したい」という気持ちがあるなら自分の住む地域で行えるような一次産業をするのも、オススメですよ。

地元のために、自ら動くという道も無くはない?

どれくらい田舎かにもよりますが、地方都市とそれに近いベッドタウンなどは近年静かな盛り上がりを見せ始めています。例えば、先ほど10万人程度の町ということで例に出した三田市、地元メディアがたくさん立っているんです。

そのメディア運営により、地元飲食店などと連携してイベントがたくさん開かれています。地元の雇用とも連携し始めていて、結構盛り上がっているみたいですよ。

近年は「地元に帰ろう!」「地方で生きる」という生き方が注目を集めていて、結構アツイと思うなあ…。

だから、自分から仕事を生み出すという道も無くはないと思います。

もちろん、個人事業主になるしマネタイズを考えないといけないし、リスクが大きくハードルも高いですけどね。

地方公務員

どんな町にも、地方公務員がいます。市役所とか、町役場とかね。試験を受ける必要はあるし、常時募集しているわけではないけれど、どうしても仕事がないという人にはいいかもしれません。比較的給料も安定するし、転職先としては申し分ないと思います。

農業や林業とか、自分から事業を生み出すとか、そういうものよりもハードルが低いですしね。取っ付きやすさと、周りからの理解の得やすさはトップクラスだと思います。

やりたい仕事があるという人は、通い方を考えよう

どうしても「俺はこの仕事がしたい!」という熱とかこだわりとかがある方は、都市部への通い方を考えましょう。

関東なら東京、関西なら神戸・大阪、九州なら博多などなど自分が思う仕事がありそうな都市部に是が非でも通うんだ! その方法をいくつか紹介しましょう。

新幹線通勤補助金なるものが、ある

近年はUターンとかIターンとかを地域が推していますが、推すだけじゃなくて支援している自治体もあります。

その支援の中には、新幹線通勤補助金というものもあるんですよ。ものすごーく魅力的な響きですよね、新幹線通勤補助金。

たまに、「今日は月末だからなー」と意味もなく新幹線に乗って帰宅するのを楽しみにしている人もいますしね。

実際に新幹線通勤補助金を出している自治体は、埼玉県熊谷市、長野県佐久市、茨城県石岡市、栃木県小山市などがあります。

金額は自治体によって異なりますが、大体月額上限2万円程度が多いみたいですね。中には、月5万円を上限としている自治体もあるとか…。自分の地元が補助金を出しているかどうか、一度調べてみては?

出していたら、超ラッキー! 夢の新幹線通勤、実現しちゃいましょう。

遠距離の定期代を負担してくれる会社

新幹線通勤補助金を出していない自治体だとしても、遠距離の定期代を負担してくれる会社を選べば遠距離通勤問題が解決します。実際、「遠距離通勤手当」「新幹線通勤制度」みたいな名目で、交通費を支給してくれる会社もあるんですよ。

通勤手当は、給与の一部として計算されるけど一定額までは非課税になります。平成28年に非課税限度額が10万円から15万円になった影響か、遠距離通勤の手当を出す会社も増えてきているみたいです。

実際に求人を探してみると案外見つかります。たとえば、矢崎グループの矢崎総業株式会社という会社が、新幹線通勤制度を求人情報に掲載していますよ。

だから、自治体が補助してくれないからと諦めないで!

遠距離の定期代を負担してくれるような会社を探すために、転職サイトを使いましょう。

今回の見つけた求人は、転職サイトの公開求人に掲載されていましたが、さらに非公開求人というものがあります。

条件のいいものを非公開にして、登録者だけに必要に応じて公開しているんです。

だから、登録後「遠距離通勤を補助してくれる会社」という条件を伝えることで、求人が見つかります。ネットで検索するだけだとなかなか見つからないんですけどね、この条件。

遠距離通勤するなら、転職サイトは必須かなあ。

田舎に帰りたいけど、仕事がない! というのは間違いじゃあありません。だけど、選り好みしなければどんな田舎にも仕事はあります。

仕事を選びたいなら、遠距離通勤という手もあるし、最近はそれを補助してくれる自治体も会社も増えているみたいだから、地元に住んで働くというのは現実味がありますよ。

人に大切なのは、どこに住むかだと思います。

だから、地元に住みたいという想いを最優先させましょう。仕事はどうとでもなるから。