警察24時みたいな番組だと、ここ何年か女性警官がよく注目されてきていますよね。

だから警察官になりたいと思う女性も多いと思うんです。ただ、一方で警察官を辞めたいと思う女性警官が大勢いてもおかしくはありません。辞めたいと語る女性警官は、ワークライフバランスや女性が活躍できる職場などなど、色々なものを求めているんじゃないかなあ。

今回は、そんな「辞めたい」と語る女性経験の悩みあるあるを紹介しながら、女性が警察官から転職して幸せになるために押さえておきたいポイントをアドバイスします!

女性警官の悩みあるある探検隊!

女性警官の悩み、ネットにたくさん掲載されていました。その中から「これは特に大きい悩みなんじゃないか」と感じたものをピックアップして、お届けしたいと思います。悩みを抱える人は、みなさんが思っているより多いですよ。

体調も精神も不安定になる

拘束時間が長いですよね。

交番勤務だと基本的に24時間勤務、拘束時間がとにかく長いです。早寝と遅寝がありますが、早寝の場合は23時に寝て夜中3時に起き、遅寝のときには夜中3時に寝て朝7時に起きるというキツさ!

刑事課などそれぞれの課に配属された後も、課によっては数日間拘束されることもありますよね。

生活がとても不安定になって、自律神経がおかしくなっちゃって、体調と精神が不安定になります。安定しているのは給料だけ…! 警察官とは、不安定な仕事だと言えるんじゃないかなあ。

福利厚生が充実していると言うけれど、何かがあったときの遺族に対するものが多いですよね。

ん? 生きている警察官はどうなるんですか?

不安定なまま、働き続けることになるんだよ。

結婚・出産というライフイベントに伴って…

女性は民間企業でも、公務員でも、結婚・出産というライフイベントに伴って仕事を辞めたいと思い始める人が多いです。実際に結婚すると決まったときにもそうですが、「将来結婚したいなあ」「子供が欲しいなあ」と考えたときにも辞めたくなりますよね。

警察官の仕事は不安定だから、家事や育児と仕事を両立させることは難しいです。

そこは警察じゃない旦那さんを捕まえて、旦那さんに頼めばと思うものの、育児には関わりたいですよねー。お母さんもお父さんも両方が積極的にかかわるのが、理想ですから。

ライフイベントのことを考えると、警察組織というのは向かないんじゃないかなあ。

誰かは守れるけれど、自分と家族を守るのは警官には難しいです。

女性が活躍するのは難しい

女性警官がテレビでピックアップされているものの、まだまだやっぱり警察組織は男性社会ですよね。警察というのは、どうしてか古臭い慣習とか体育会系過ぎる風習とかとかが、限界集落のようにはびこっています。

女性が活躍するのは、難しい組織です。

というか、ミヤケン思うに「わざわざテレビで取りざたされるということは、一般的ではない」ということなんですよね。女性警官が活躍している様子をテレビに映すことが画になる、イコール、女性が活躍できるのは少ないという証明になっちゃってます。

仕事で活躍したいう思いがある上昇志向のある女性も、警察を辞めたくなるよねー。

女性は民間のほうが圧倒的に活躍しやすい!

警察組織は女性が活躍するのは難しいけれど、民間はどうなのという話ですよね。民間が活躍できる環境なら、民間に転職したほうが絶対に楽しく働けると思います。

答えは、「民間のほうが圧倒的に活躍しやすい!(会社選びを間違えなければ)」です。

民間企業にも古臭い考えをしている会社もたくさんあるし、男性社会な業界・会社もまだまだ残っています。まずは男性社会な業界を避けること、そして女性が活躍できる職場の求人を選ぶことが大事になってくるんですよ。

じゃあ男性社会な業界とは何か?

たとえば、物流・建設・素材関係(鉄鋼など)は根っからの男性社会です。物流は体力的にしんどい仕事が多いため、男性が第一線で活躍することが多く、建設や素材に関してもその傾向があります。

肉体労働の比率が高くなればなるほど、男性社会になっちゃうんです。

次に、女性が活躍できる会社の求人を見分ける方法が問題ですよね。

転職サイトを使うこと、じゃないかなあ。

転職サイトに「この求人先企業には、女性管理職がいますか?」と質問するなど、女性の活躍度を知る方法はたくさんあります。男女比率を聞いてみるのもいいかもしれませんね。

そうして求人の比較検討をしっかり行うことが、活躍したい女性の転職には最も大切なことだとミヤケンは思います。

第一線で働くか、バックオフィスか

警察官から民間企業に転職するなら、第一線で働きたいか、バックオフィスで支援をしたいかのどちらかをまず選んでみて欲しいんです。

第一線で働くにもいろいろなものがありますが、ここでは「営業職」や「企画・マーケティング職」「営業企画」などと定義します。サービス業も第一線と言えなくもありませんが、警察官から転職するなら勤務形態が安定している方がいいと思うので、サービス関係は今はスルーしましょう。

簡単にオススメを語るなら、「給料重視なら第一線で働く」のがいいと思います。

事務職などのバックオフィス関係だと、どうしても給料が低くなることがあるんです。もちろん、職種によって給料は変わってくるものの、営業や企画ほどは稼げないことがほとんど。出世したら、稼げますけどね。

だから、とりあえず給料重視なら第一線がオススメ。

あとは、今後いろいろなキャリアを視野に入れたいなら第一線の仕事がいいですよ。

じゃあバックオフィスは?

「残業したくない」「家族の時間を多く持ちたい」「結婚・出産後も働きたい」という気持ちが強い人にオススメです!

バックオフィスの仕事には、たとえば「一般事務」「営業事務」「経理」「総務」「人事」などがあります。一般事務より営業事務や経理のほうが給料が高い傾向があり、人事もまた比較的給与水準が高いです。

そもそも人事職は小さな会社には無いことが多いため、人事=それなりに大きな会社ということから給料水準が上がるんだとボクは考えています。

第一線で働く仕事のメリットは、「給料が高い」「幅広いキャリア」「活躍できる」というもの。デメリットは「残業が発生しやすい」「結婚・出産に対応しづらい」ということです。

バックオフィスで働くメリットは、「残業が少ない」「休日が多い」「ライフイベントに対応しやすい」ということ。どちらかというと、女性警官の悩みをより多く解決できるのはこっちだと思います。

反対に「給料は警官より大きく下がる可能性がある」というデメリットがあるので、注意が必要です。

ただ、第一線の仕事・バックオフィスの仕事それぞれのデメリットは求人を吟味することで減らすことができます! 残業を少なくしたり、結婚・出産に対する福利厚生が豊富にしたり、給料を高めにしたり、ね。

転職サイトを使って、デメリットを減らせる求人を探しましょう。

警察官の仕事はとにかく不安定! 女性には辛い状況もあり、辞めたいと思うのは無理がありません。

民間企業に転職するほうが、女性が活躍しやすいし、生活も体調も精神も安定しやすいです。警察組織は日本全国どこでも似たようなものだけれど、民間企業はそれぞれの特色があります。

転職サイトを使って、自分の悩みを減らせる仕事・会社を探しましょう!