警察官から転職したい! そう思ったとき、一番重要なのは転職先選びじゃないかなあと思うミヤケンです。

民間企業ならたいていの悩みは解消できるという意見もあるし、それは確かにそうなんだけど、細かい悩みは転職先をちゃんと選ばないと解決できないんじゃないかな。

不満を解消するため、そして自分の警察官としての経験や強みを活かすため…。

今回は、そんな「目的意識を持った」転職先をミヤケンなりに考えてみたんです。

警察の経験や強みを活かしたい人にオススメの転職先

警察官は転職に苦労するものだと、世間じゃあ言われていますよねー。だけど、警察官として経験したことや警察学校で習ったことなどなどのことは、案外民間企業でも役に立つことが多いです。そんな警察の経験・強みを活かしたい! と考えたときに候補に入る転職先を紹介しましょう。

警備会社は転職者多いし、オススメ

警察官から警備会社に転職するルートは、けっこうありがちなルートかもしれませんね。警察官としての色々な経験と素養を活かせますから。たとえば、警察官として培った体力! 警備の仕事は体力命みたいなところがあるけれど、警察官の仕事に比べるとまだ楽なんじゃないかなあ。

また、これは配属先にもよりますが、警備の現場がスーパーや商業施設だと、万引き犯と接触する機会が結構あります。

このとき「警備員が捕まえてくださいね」という義務はないけれど、警備員であるからには何かしらの対応が求められるんですよね。警察官の経験があったら、そういうとき毅然とした態度で対応できるだろうし、捕まえるのも無理な話じゃあなくなります。そんなことができたら、カッチョイイね! 警備員には数字稼ぎもないし、警察官のときみたいに変なしがらみもありません。自分なりの正義というのも、貫けると思います。

それに、警備員に警察官の需要は、とても多いんじゃないかな!

体力を活かすなら製造業もアリ

体力を活かすということなら、製造業も候補に入ると思いますよ。体力が一番必要なのは製造分野だけど、生産管理や製品企画系の仕事も候補に入れることをボクはオススメします。生産管理の仕事は責任感が求められるけれど、警察官ならその点はバッチリだと思うし、何かを管理監督するという仕事は警察官の経験とも通ずるところがあると思うんですよ!

製造業と言えば製造する人! と思っちゃうかもしれないけれど、頭を柔軟にいろいろ考えてみるといいんじゃないかなあ。

それに、生産管理や製品企画系の仕事は製造分野の人と比べると残業が少なくて休日が多いみたいです。

製造系の仕事というか、何かを作る仕事には上流工程と下流工程というものがあるんですよ。業界にもよるけど、上流工程の人のほうが給料が高く休みも多くなる傾向があるようにミヤケンは感じます。ボクがいるWEBで言うと、下流が実際にコードを打つ人・ライターなどで、上流は企画設計・デザインをする人なのかな?

製造業を転職先の候補に入れるなら、上流下流を意識してみるといいと思いますよ。

自動車学校やインストラクターなど、教える仕事をする

警察官の経験と「何かを管理監督する仕事」との親和性が高いみたいな話をしたけれど、それ関係なのかな? 何かを人に教える仕事に就くこともオススメしたいんですよ。たとえば、交通課にいた人なら自動車学校なんかが合うんじゃあないでしょうか。交通課としての知識と経験を、今後自動車を運転することになる人に伝えるというのは、警察とは違う観点から「交通安全」を担うことになると思うんですよ。

ほかには、警察官としての身体能力を活かしてジムのトレーナーとか、スポーツ系のインストラクターとかもいいかもしれません。

警察学校で柔道などの武道をある程度習いますし、その経験を踏まえて…と考えると、インストラクター職に転職するのは自然な流れだと思いますよ。

警察の仕事の不満・悩みを解消したいなら、こんな転職先がオススメ

警察官としての知識経験を活かすだけじゃあなくて、不満や悩みを解消することも、転職だと大事ですよね。民間企業に転職するだけでもある程度は解決することが多いけど、もっと深くまで問題を解消したいのなら、そのための仕事選びをしましょう! そんな、悩みを解消したい人のために悩みごとにオススメの転職先を考えてみました。

激務が嫌という人にオススメなのは?

警察官は激務ですよねー。勤務時間も不規則だし、なんだか体力をとてもとても消費する仕事だとミヤケン感じています。見ているだけで大変そうですから、警察官の人。そんな「警察官の仕事の忙しさが辛い」という人には、事務職とルート営業をオススメしたい!

警察官から営業職に転職する人は結構多いんだけど、新規顧客獲得の営業はめちゃくちゃ忙しいんですよ。顧客を取ることが会社の利益になるし、契約が成立しないと残業をすることになります。契約が成立したとしても、会社側の要求が加速して「もっと契約とってこーい!」と言われるだけです。給料アップという対価は、もらえるけれども…。

忙しさからは逃げられません。

だから、ルート営業なんです!

ルート営業というのは、既存顧客ルートをグルグルと巡回するような仕事なんですよ。既存顧客めぐりをして、「その後具合どうですかー?」とアフターフォローをし、必要に応じて商品提案もするのがメイン・ミッション! だから、新規顧客獲得みたいに厳しいノルマも上からの「もっと数字を、ホットMOTTO!」という熱い要求も特にありません。

また、事務職というのは「マイペースに仕事できる職種」の代表格みたいなものです。西に「忙しいのが辛いんだよー」と愚痴る人がいれば、行って「事務オススメ」と言い…みたいなイメージで候補に入れました。

数字を追うのにも嫌気が差した! それならコレだー!

営業職みたいな数字を追う仕事が嫌になったというのなら、事務職がベストかもしれません。

興味がある業界があるのなら、エンジニア職というのもいいかもしれないけどね。個人的には、警察官としての責任感を活かしながら数字を直接は追うことがない、企画系の仕事が面白いんじゃないかなあと思います。「事務職だとやりがいが感じられない」という人もいるし、実は事務職を何も考えずに推すのは危険なんですよ。

だけど、営業ほど直接数字を追い求めるのは、警察官で数字に嫌気が差した人には辛い。

そこで、企画職! 必要な素養は、警察官が持っているんじゃないかなというイメージがあるものだと、責任感と調査力です。警察官としての能力を活かせて、しかも悩みも解消でき、やりがいも大きい仕事というわけですね。

実は…トラック運転手になる人も多い

警察官の仕事をしている最中に大型の免許を取っている人も多いと思うけど、そういう人はトラック運転手を転職先に選ぶことが多いみたいです。取った免許をそのまま使えるということが、大きな理由なんでしょうね。あとは、警察の階級社会から逃げたいという人が、人とかかわることが少ないトラック運転手を選んでいるというのもあると思います。

トラックに乗っている間は、一人になれますからね。

警察官から転職するときに、転職先の候補に入れてほしいとミヤケンが思う職種・業界をいろいろ紹介してきました。経験を活かすだけでいいのか、経験を活かしながら悩みを根本から解決したいのか…。みなさんが「どんな転職がしたいか」「目指すゴールをどこに設定するか」によって、オススメの転職先は変わります。

まず、考えてみて欲しいのは転職活動のゴール!

何を転職成功とするのか、じっくりと思い描いてみましょう。