おっかねえなあ…。

お金を扱う信用金庫の営業職といえば、ミヤケン的には「信金さん」として親しまれているようなイメージがちょっとだけあります。主にコマーシャルのせいですね、そのイメージ。だけど、働く人は本当に大変そうだなあと思うんです。信金はブラックだという話はよく聞きます。

それこそ、「おっかねえ」なあと! いう話ですよねー。

信用金庫の営業を辞めたいという人は多いと思いますし、辞めてよかったという人も多いと思います。今回は、そんな信用金庫から転職するときに考えたいことと、転職先のオススメなどを紹介しましょう!

信用金庫を辞めてよかったと語る人の声と、知人の話

信金を辞めた後も、信金時代の悪夢を見続けるって、相当やばい話ですよね。悪夢を見るほどにトラウマになることって、なかなか無いじゃあありませんか。同じ悪夢を見続けるということは、その人にとって命すら脅かすような大きなストレスなんだと思います。

そんな強大なストレスを植え付けられる信金という職場は、いったいどれほどのものなのかなあと気になってきますね。

知り合いに信用金庫勤務の人がいるんですが、彼は新卒入社2年で、以前あまり飲まなかったお酒をがぶがぶと飲むようになっていました。家に角瓶を置いて、濃いめハイボールを作り、毎日がぶ飲み。糖質だけ気にしてハイボールらしいですけど…。

彼が言うには「ストレス発散」だそうです。

その後、飲みすぎて痛風になりました。ウイスキーはリスクが低めだという話がありますが、濃いめをがぶがぶ毎日飲んでいたら、そりゃあそうなりますよねー。

職場ストレスから飲みすぎ、痛風に!

信金を辞めたいという人の心の闇は、なんだか大きそうだぞ。辞めたいというのなら、辞めてしまったほうが心身共に健康的に働けて、将来的にもいいんじゃあないでしょうか。

転職するときは、信金の営業経験を強化しよう

信用金庫の営業マンには、金融関係の知識が求められます。事務仕事をすることもあるし、お金の計算や金融商品の理解などを深めるために、そういう知識が必要なわけです。ただ、金融の知識をそっくりそのまま活かせる仕事というのは、少ないんですよねー。

ある程度共通している分野に不動産があるけれど、そのまま使えるわけではありません。

また、金融知識を活かそうとするあまり選択肢が狭くなるのも、いただけないなあとミヤケンは思うんです。だったらどうしたらいいの? ボクが導きだした答えは、資格を取得して「信金さんのいいイメージを強化する」ことです。

たとえば、信金さんのイメージと言えば「しっかりしてそう」「几帳面そう」「お金の管理できそう」などなどが思い浮かびます。

そこを強化するため、簿記を取ってみては?

簿記を取ると、経理関係の仕事への道が開けます。信金出身ということと、簿記資格との二つが合わされば、大きな会社の経理に就くことも夢ではなくなるでしょう。経理は会社の大事な部分だから、事務系の職種の中でも特に給料が高く、大きな会社となればか・な・り稼げます。

選択肢を増やしながら、高めの給料を求めたいのなら、簿記はオススメですよ。

転職先、具体的にどこがいい?

簿記を取れば経理への道が開け、信用金庫の業務経験と合わせると大きな会社にも転職できるということを紹介してきました。経理もいいですが、ほかにもいろいろな選択肢があると思います。信用金庫から転職するときの転職先の選択肢、具体的にどういうものがあるのかを、それぞれ簡単に紹介しましょう。

不動産がいいって言われる理由は?

信用金庫から転職することを考えている人に、「不動産がいいぞー」と言う不動産はいいぞおじさんがいます。金融と不動産というのは、切っても切り離せない関係にあり、知識の範囲も少しかぶっているところがありますからね。だからこそ、不動産に転職することを勧める人が多いんじゃあないかなあ。

だけれど、それだけじゃないと思います。

たとえば、「地域」に注目してみたら、不動産がオススメというのはか・な・り真実味を帯びてくるんですよ。

信用金庫というのは、地域に密着して業務を行っています。「地域の企業に融資して貢献する」ということを考えると、当たり前の話ですよね。不動産もまた地域に密着した仕事をしているし、信用金庫で働いていると地元不動産と関係を持つ機会も多いです。

だから、その繋がりを活かして転職するということが、できます。

信用金庫勤務で培った土地勘や地域情報を使えるので、転職先としてはとてもとても合理的なんですよ。

メーカーの営業

信用金庫の営業職、超忙しくありませんか? 足で稼ぐ営業が基本だから、地道に外回りをして契約を取ることになり、どうしても忙しくなるんですよね。ノルマも結構あるし、本当に働いていて「忙しいなあ」「大変だなあ」「疲れたなあ」と思うことが多いんじゃないかなあ。

メーカーの営業は、基本的に法人のルート営業です。

決まり切った会社に商品を売り、それをまたクライアントが小売として売る…。それが、メーカーの基本なんですよね。営業に求められるのは、新しい販路を開拓することよりも、今あるクライアントを逃さないようにすることです。もちろん販路開拓も大切だけど、優先順位的には下じゃないかな!

だから、新規開拓に忙しく奔走するよりも、ルート営業をかけるほうがいいんですよ。

ルート営業だからノルマもほとんどないし、そもそもメーカーは「これだけ売る」と決めてそれが達成できるとわかっているから物を作るんです。無茶なノルマは、ありえませんよ。

ノルマが厳しくて辛い! 忙しいのが大変だよー! という方には、とてもオススメです。

一応伝えておきたい、ここだけはやめたほうがいいという転職先

都市銀行とか、金融関係に転職するのだけはやめておきましょう。

信用金庫も銀行も、金融業界は全体的に似た傾向があるんですよ。厳しいノルマはどっちにもあるし、殺伐とした人間関係もどっちにもあるし、結局同じようなストレスを受けることになるんだよなあ…。

わかっている人が多いとは思いますが、一応最後にこれだけは伝えておきたかったんですよ。

信用金庫から転職して、失敗しないために。

地元企業の求人は、転職サイトで探そう!

不動産もそうだし、メーカーやその他一般企業に転職するにしても、信用金庫出身の人は地元企業に強いです。今働いているのと同じ地域の会社を探すために、転職サイトを使うことをオススメします。

転職サイトの非公開求人は、比較的条件がいい地元企業の求人が集まるから、地方だとしても多くの求人を得ることができます。それに、信金の地域密着なところを強みにして転職先を探すとき、「求人先企業が地域密着しているかどうか」が条件になってくるんですね。

それを知るには、転職サイトの情報が必要になるわけです。

信用金庫の営業を辞めてよかったと思える転職をするために、転職サイトは必須だとミヤケンは思います。

信用金庫の営業を辞めたい人には、大きく分けて三つの道があります。資格で選択肢を増やして経理などの仕事に就くか、不動産や地元企業に転職するか、メーカー営業か…。

どれを選んだとしても、キーワードになるのは「地域密着」だと思うんです。経理の仕事をするにしても、メーカー営業をするにしても自分の住んでいる地域に密着している会社のほうが、信用金庫出身にいいイメージをもってもらいやすいですから。

地域密着を鍵にして、転職を成功させましょう!