警察官になりたい人、警察官を辞めたい人、両方多いんじゃないかなあ。

「警察官 辞めたい」と調べると、個人ブログ含めてたくさんヒットしますからねー。そこには色々な人の色々な「辞めたい声」が書かれてあって、見ていると「あぁ…」という微妙な気持ちになります。

今回は、ミヤケンなりに「警察官を辞めたい理由」をまとめながら、民間に転職するメリットやそのメリットを最大限に享受するための転職活動のポイントを語ろうと思います。

大・考察! 警察官を辞めたい理由図鑑

警察官を辞めたい理由は色々ありますが、結局どういうところに収束していくのか? というのをボクなりに考えてみたんです。警察官を辞めたい理由図鑑、三つの小見出しから大・考察していきましょう!

拘束時間が長すぎる! 不規則な勤務時間も辛い

警察官の仕事、拘束時間がとてもとても長いですよね。

犯人逮捕から48時間以内に身柄を検察に送致しなければならないという決まりがあります。ということは、丸々2日間拘束されるということです。しかも、それだけじゃあ終わらなくて、身柄を送致した後にも「犯人の供述の真偽」など調べることがたっくさんあります!

休暇も返上、拘束されまくる社畜よりも社畜らしい公務員…。

刑事事件にかかわらないような課だとしても、パトロールや書類仕事などなどたくさんの仕事があって拘束されますよねー。

この「拘束時間が長い」というのは、結局のところ「自分の時間を持ちたい」「家族の時間を大切にしたい」ということではないでしょうか。

要は、心の中に「プライベートを充実させたい」という気持ちがあるから辞めたいと感じるのではないかという話ですね。

秩序とはなんだったのか…という職場

警察組織というのは、どこまでも体育会系ですよね。飛び交う馬事雑言! 先輩からの容赦ない平手打ち! それを避けるとなお怒られる理不尽などなど…。秩序とはいったいなんだったのやらということが、たくさん起こりますよね。

しかも、上司・先輩の命令は絶対、何か思うところがあっても逆らうことはできません。訓練だと称してのしごきやイジメ、仕事中に頭をバシバシ叩かれ、パワハラモラハラ当たり前。秩序を守るはずの警察組織に秩序が無く、本当に変な組織だなあと感じさせられます。

そんな警察組織ならではの慣習・風習などに嫌気がさして、仕事を辞めちゃう人は絶対多いはずです。

だって、ヤクザよりヤクザらしいんだもの…。

理想が高い人ほど辞めていくのでは?

ミヤケン思ったんです。

理想が高い人ほど長く続かず辞めていくんじゃないかなあと。

警察組織の変な慣習や無秩序な職場に嫌な気持ちになったり、点数第一の先輩に不信感を募らせたりして「辞めたい」と気持ち爆発するわけです。

職務質問は任意なのに、断ると家の前までついてくる人いるじゃないですか。

コンビニから帰ろうと自転車をこいでいると、職務質問されたんです。「今日はリモートワークだから早く帰宅して仕事したいんだ!」と思って断ったら、しつこくパトカーで追いかけまわして家に入るまで見届けられましたよ。

しかも、断るときに恐喝されましたからねー。

点数が大事すぎて「市民のため」とかそういう理想はどこかに飛んでっちゃってるんだろうなあ。

ミヤケンが警察官なら、失望して退職届を叩きつけています。

あとは、無力感を抱いている人もか・な・り多いと思うんです。

警察組織に嫌気がさしてもノンキャリア組はどんなに努力しても上にあがれないから、どうしようもありません。キャリア組に対する怒りや無力感も、警察官を辞めたい理由の一因となっているんじゃないかと思います。

改めて考える、民間企業に転職するメリット

警察官を辞めたい理由はか・な・り深刻で根深いものが多いように感じますが、じゃあ実際に辞めたらどういうメリットがあるのかというのが大事ですよね。民間企業に転職してもメリットが弱ければ「あんまりだあ!」と泣きたくなっちゃいますが…どうなのか!? 見ていきましょう。

変な慣習などが無い会社が多い

民間企業には、変な慣習とか極限的な縦社会の特徴はありません! 基本的に。

基本的にというのは、たまーにそういう変な会社があるからです。とはいっても、警察のように「訓練と称したしごき」とか「仕事中に平手打ちされる」とか暴力的なものは無いから、どんなに変な慣習があったとしても警察よりマシに感じるかもしれません。

まあ…変な慣習がある会社に転職しちゃうほうが、稀だと思いますけどね。

「誰かの役に立ちたい」という思いを直接誰かに提供できる

「社会のために役に立ちたい」「誰かのために何かをしたい」と考えて警察官になった人に、朗報です。民間企業のほうが、かえってそういう思いを仕事に落とし込めるようにミヤケンは感じています。

たとえば、ボクはWEBの仕事をしていますが、WEBの仕事は基本的に「誰かが楽しめるように」「誰かの役に立つように」と考えて行うんです。それを考えないとアクセスされませんからね。

WEB制作自体が今とてもとても楽しいんだけれど、何よりもそのサイトを楽しんで見てくれる人や、そのサイトを見て勇気づけられた人がいると思うと気持ちが高ぶります。

他にも、世の中には社会のためになるサービス・商品がたくさんあるんですよね。

そういうサービスや商品を直接顧客に提供したり、企画したり、制作したりすることが仕事の喜びに繋がるんじゃないでしょうか。

人を助けているという実感は、警察官を続けるよりもより実感できると思います。

働き方が選べる

民間企業には、幅広い働き方があります。

ほとんどの人がイメージするのは、土日祝休みで平日は毎日朝から定時まで働くという働き方ですよね。そういうのもあるし、二交代制・三交代制などのシフト制もあるし、夜だけ働くという働き方もあります。

働き方を自分で選ぶことによって、自分の時間や家族の時間が持ちやすくなるんです!

給料のふり幅が大きい

公務員は給料の安定感がありますが、ふり幅は大きくありませんよね。警察は点数によって変動する制度があるものの、努力したからといって人より大きく稼げる仕事ではないと思います。

民間企業は安定性が低いかわりに、職種や努力によって給料がか・な・り変わるんです! 年収300万円以下から1000万円以上まで幅広く、営業職などでひたすら努力すれば周囲よりも圧倒的な金額の給料を手にすることも夢ではありません。

稼ぎたいという人は、絶対民間企業のほうが向いているんじゃないかなあ。

転職を有利に進めるにはどうしたらいいの?

警察官を辞めたい理由は深刻で、民間企業にはメリットがたくさんある。だったら転職しようよという話なんだけれど、警察官から民間に転職するのには不安もありますよね。その不安を解消するために、転職を有利に進める方法を紹介しましょう!

民間企業のことをよーく調べておく

まず、何気に大事なのが「民間企業のことをリサーチする」ことです。たとえば、民間企業で働いている人にはどういう悩みがあるのかとか、民間企業には一般的にどういう仕事があるのかとかとかを調べておいてください。

興味がある業界があれば、その業界の特徴や風習・慣習を調べておくとなおいいです!

ポジティブな情報からネガティブな情報まで、ネット検索やSNSを駆使してたくさん集めましょう。

あらかじめ民間企業に対する理解を深めておくと、入社後に「こんなはずじゃなかったんだけどなあ」と後悔しちゃうリスクを減らすことができます。

しかも民間の仕事になじみやすくなるので、この作業は絶対やったほうがいいですよ!

転職サイトを使う

警察官から民間企業への転職には、転職サイトを使いましょう。

転職サイトに登録すると、キャリアコンサルタントという転職支援のプロが担当者として付いてくれるようになります。

その人は民間企業への転職をひたすらアドバイスしてくれるだけじゃなく、質の高い求人をたくさん紹介してくれるんです。しかも、事前にあなたが「こういう仕事がいい」「こういう会社がいい」と注文した内容に可能な限り沿った求人なんですよー!

しかも、選考書類の書き方を教えてくれたり添削をしてくれたり、面接アドバイスをしてくれたりもします。あなたのことを求人先企業にプッシュするということも、さりげなくしてくれるんです。

転職は、かなり有利になりますよ。

民間企業に転職するときにはわからないこともたくさんあるんじゃないかなあと思います。

転職に少しでも不安があったり、わからないことがあったりする人にとっては、転職サイトは、必須ツールです!

警察官の仕事というのは、肉体的にも精神的にもとてもストレスがかかる仕事だと思います。自分の生活や家族との時間を犠牲にすることにもなるし、どうしても辞めたいと思ったときには自分や家族を守るために転職を考えてみませんか?

民間企業に転職することで、かえって警察より人の役に立つことができるかもしれません。

自分の時間を守り、家族との時間も守り、自分自身の心も守る。

少なからず「これからの人生〇〇になりたい、〇〇したい」という願望があるんだったら、転職することをミヤケンはオススメしますよ。