新卒で、毎日怒られてばかり? 確かにそれは辛い!

ただ、毎日怒られる人の中には「転職したほうがいい人」と「転職しなくても解決できる人」がいます。今、会社を辞めたいと思っている新卒のみなさんには、今一度考えてみて欲しいことがあるんです。

今回は、怒られないための方法と、転職したほうがいいケースの二つを、紹介します。

自分の非に心当たりがあるなら、希望はある

自分自身に怒られる原因があるのに自覚がないという人は救えないけど、「自分のここがだめなのかもしれない」という心当たりがあるなら、まだ希望はあります。自覚があれば改善することができる! 少しの努力で、怒られてばかりの日々から抜け出せることがあります。

甘えと怠慢がある人に贈る、モチベーションの上げ方

人から「甘えている」と言われたり、「怠慢がある」と自分で思ったりする人の多くは、仕事に対するモチベーションが低いだけなんです。「よしやるぞー!」と思えないから怠慢が生まれるし、甘え手いるような態度になってしまう。それは仕方がないことなんですよ。

モチベーションを上げない限り、これからも毎日怒られることになります。

人のモチベーションを上げるものは世の中にたくさんあるけど、一番簡単なのは「報酬」ですね。

正社員だと「月給20万円」みたいに、自分の仕事を一か月分まとめて報酬化してくれます。だけど、この数字はなんだかリアリティが薄いんじゃないかなあとミヤケンは思うんです。たとえば、この月給を日給にするとなんだかリアルに見えてくる。

月給20万円、1ヶ月に20日間働くとして、日給1万円。

それを自覚すると、仕事前に「今日も仕事するかー」と漠然とした考えじゃなくて、「今日も1万円稼ぐとしますか!」と明確に報酬意識を持って考えるようになります。仕事が終わると「1万円儲けたった!」と、がんばりを確認できる。

これが、モチベーションになるんじゃないかなあ。

残業があるとしても、残業をしながら「今、割り増し料金がこれだけ発生して、今日はたくさん稼げているなあ」と考えることでモチベーションが下がりにくくなりますよ。

あとは、恋をする! 目標とする人を実在・非実在問わず決める! などもモチベーションアップ方法として考えられます。

好きな人のために稼ぐ・働くという意識が生まれるから、恋はいいぞー。なんだか真面目に話すと笑っちゃいそうな内容かもしれないけれど、恋愛とか「大切な人がいる」とかそういうのは不思議と原動力になるんだ。無限大パワーです。

また、実在・非実在問わず目標を決めるというのも、か・な・り効果的。

明確に「あの人のようになりたい」と思えば、そうなるためにはどうしたらいいか考えるようになり、結果「目の前の仕事を精一杯がんばる」というモチベーションになります。

ミヤケンの場合、東光太郎という「ウルトラマンタロウ」の主人公が目標でしたねえ。楽観的な性格と考え方、さわやかなところ、破天荒ながらも勇気があるところなどなど、見習うところが多かったんです。

「こういう人間になるんだ!」と信じて、今まで生きてきました。ボクが転職したのも、思ってみれば彼の影響があったのかもしれません。「自分が正しいと思った道があれば、そこをいくために大きな勇気を出して飛び込むべきだ」みたいな、ね。

モチベーションというのは、気の持ちようです。

報酬意識で仕事を明確に報酬化するか、心の支えとなる大切な人を見つけるか、目標を見つけるか! 自分に合ったモチベーションアップ方法をとりましょう。

要領が悪い人へ、要領のよさは作れる!

新卒なのに毎日怒られるという人は、二パターンだとミヤケンは思っています。ひとつ目が「怠慢や甘さがあるように見える人」、二つ目が「基本的に要領が悪い人」です。要領が悪いというのは、仕事の段取りが下手とか、やるべきこととやらなくていいことの区別がしっかりしていないとか、そういうところに理由があります。

だけれど、要領のよさなんてものはね、作れるんだよー!

「今はこれだけやる、これは後で。今日はこれだけやる、これは明日でいい」を決めること。

仕事に明確に優先順位をつけ、時間軸のあるスケジュールに組み込みましょう。まずは、「今日一日やるべきこと」を絞ります。最初はわからないかもしれませんが、そういうときは「優先順位が高いのはどれですか?」と聞きましょう。聞くだけで怒るという人は、なかなかいませんから、大丈夫だよ。

それでその日1日やるべきことが決まったら、今度は「何時から何時まではこれをやる」と、スケジュールを組みましょう。

大事なのは、そのスケジュールに組み込まれていること以外はやらないということです。スケジュールにないということは、今日やる必要がない仕事ということ。明日でもいい仕事を今日やろうとするから、段取りがうまくいかないし、そういう仕事に思考のリソースを割くから要領が悪くなってしまうんです。

今やるべきことだけに、集中しましょう! それだけで、要領はグーンッとよくなります。

こういうケースの人は転職したほうがいいよ!

新卒なのに怒られてばかりの人には、二パターンあると語りましたし、それは改善できる! とも語ってきました。だけど、それは自分に非があるからこそのことで…。実は、二パターンに当てはまる人の中には、自分に非がないけどそうなってしまっているという人もいるんです。

そういう人は、転職したほうがいい。それもなるべく早く。

そして、自分に非がないのに毎日怒られる人にも、二つのパターンがあるんだ。

「職場に問題がある人、仕事内容が合わない人」

残業があまりに多い、残業代が出ない、先輩の給料が低いのを聞いてしまったとかとか、職場に問題がある人も多いと思います。こういう問題があるとやる気が出ないのは当然で、怠けているとか甘えているとか言われても仕方がないんですよね。「そりゃ、そうでしょう」と。究極のモチベーションアップ方法は、待遇をしっかりとすることです。

逆に言えば、一番モチベーションを下げるのが、待遇が低いとか、残業代が出ないとかそういう問題。先輩という「未来の自分像」となる人の給料が低いというのも、「自分も昇給はあまりないな」という絶望に繋がります。こういう職場には長くいてもいいことがないと思うから、転職しちゃいましょう。

転職したほうがいいパターンのもう一つが、仕事内容が合わないということです。

仕事内容が合っていないとモチベーションが下がるだけじゃなく、「要領が悪い」「覚えが悪い」ということに繋がります。どれだけ意識してもミスが減らない人、いるんじゃないかなあ。そういう人は自分が要領が悪いのではなくて、自分に合わない仕事をしているから要領が悪くなっちゃっている可能性がとてもとても高いんだよね。

だから、転職しないと怒られ続けることに…。ゾッとします。

転職したいなら、なるべく早いほうがいいです。

転職サイトに登録してみるとか、求人を見てみるとか、今すぐにできることはたくさんあります。これからすぐ、転職活動を始めておきましょう! 怒られてばかりの日々を、変える勇気を持とう。

怒られてばかりの新卒には、二つの道があります。

自分の非に心当たりがあるなら、転職しないで改善する努力を! 心当たりがなく、転職したほうがいいパターンに当てはまるなら、辞めちゃいましょう! 辞めたいから辞めたらいいということではないと思うけど、合わない仕事をしても、ダメな職場にいても、明るい未来はありませんから。

楽観的に、転職、しちゃったほうがいいんじゃないかなあ。

ミヤケン的には、そう思います。