新卒、辞めたいと思っても、言えないよねー! 「仕事、辞めます」ということ、ただでさえ言いにくいのに「新卒」だからなおさらです。
だけどね、「言えない」ということは、辞めることはみなさんのおなかの中でもう決まっていることなんじゃあないですか?
新卒だからというよりも、それは周囲の状況だったり自分の性格だったり、そいうものが災いしているんだとミヤケンは思います。
辞める決断したのなら、辞めますと言おう。
今回は、転職経験2回のミヤケンがそのための心構えを紹介します!
言えないことを言うために、大切なもの
言えないなあと思っていることを言うために大切なものは、勇気です。
今とてもとても辛い状況にあって、それを打開するために仕事を辞めるしかないことがわかっている。それなのに言いたいことも言えないとしたら、それはもう勇気が足りないんです。「頭ではわかっているけど動けない」ということの多くは、勇気不足のせいだとミヤケンは思います。
たとえば、新卒から辞めたいと思うような職場を選んでしまった自分の失敗が、ありますよね。辞めますと言えば、その失敗を認めることになります。辞めたいと言えない人の中には、自分の失敗を認めることができない人、受け入れられない人も多いと思うんです。
誰だって、自分の失敗を受け入れるのは怖いんですよ。
認めたくないものなんだ、自らの、若さゆえの過ちというやつは…。
ただ、それを認める勇気を持つことができたら、人は大きく成長することができます。人は、失敗から学ぶことで成功を手にしてきました。今の世の中が発展するきっかけとなった科学技術も、政治も教育も、みなさんが勤めている会社の社長だって、失敗から学んで今日の成長を掴んだんです。
その前には自分の失敗を受け入れられない時期もあったと思います。
受け入れられれば、変わる。
だから、勇気! とにもかくにも勇気! 言えないことを言う勇気、失敗を認める勇気。
その勇気を出すための心構えを、これから紹介しましょう。
人生の決断をするとき、大切なこと
新卒が仕事を辞めたいと思ったときだけじゃあなくて、これから人生の決断をするときに共通して、大切なことをミヤケンがお教えしたいと思います。
それは、周囲を気にしないで、自分と自分の大切な人が幸せである道を選ぶことです。
仕事を辞めたいと思ったとき、会社の人のことを気にする人は結構います。たとえば、「辞められる雰囲気じゃないなあ」とか「辞めたいと言える感じじゃない」「先輩や同僚に申し訳ない」なんてね、思っちゃうわけですよ。
だけど、その後の自分の人生に、上司や先輩は深くかかわりますか?
彼ら彼女らは、みなさんにとっての大切な人ですか? 違うと思います。友人というわけでもなくて、家族というわけでもなくて、たかだか数ヶ月一緒にいただけの人ですよ。そんな人たちのことを気にして、自分自身が幸せになる道を逃すというのは、馬鹿馬鹿しくはありませんか?
人生は平均80年くらい、どれだけ長く生きても100年かそこらで死んでしまうんですよ。
思い切り暴れてやったらいい、思い切り楽しんだらいい。辛いばかりの職場にいて、自分の貴重な人生を無駄にするのはもったいない! 自分の貴重な人生を、自分の意にそぐわないことをしてまで消費してもいいのは、自分が大切に思っている人のためにだけ、ですよ。
ボクなら、妻のために、大切な友人・親友たちのために。
それ以外の決断は、全部自分のために、でいいんです。
人の力、お借りします!
勇気というのは、誰かに借りることができます。
ミヤケンはウルトラマンが子供のころから好きなんだけれど、昔、よくウルトラマンの力を借りて勇気を出していました。
少しいじめられたとき、怖くて「嫌だ!」と言えなかった。そんなときウルトラマンの戦いや、ウルトラマンと一緒に戦う人たちの勇気を見て、ボクも勇気を出そうと思ったんです。そうして、いじめっ子に立ち向かうことができました。
勇気は、借りることができる。
だから、新卒だけど仕事を辞めたいと思ったら、大切な人たちに勇気を借りるというのもいいかもしれません。
同じ年に新社会人になった友人・親友・恋人などに、「辞めたいんだけど、勇気が出ないんだ。言えないんだよ」と相談してみてください。
辞めたいという気持ちに寄り添いながら、「言わなきゃ!」と叱咤激励してくれると思います。結局、ミヤケンのように文字で「勇気を出そうよー!」と述べるよりも、自分が大切だと思っている人にそれを言われるほうが、勇気が出るんです。それは、その大切な人が、自分に勇気を貸してくれるからだと思います。
「新卒のうちに辞める」ということを正当化してみよう
勇気という精神面の話だから、精神的なことばかり語ってきたと思います。
最後に、勇気を出すための「具体的な方法」をミヤケンから語らせてください。その方法というのは――。
人生プランを練ること。
これからの人生のプランを、自分なりに練ってみてください。「こんな仕事がしたい」とか「30歳までには結婚して子供がほしい」とか、仕事とプライベート両方をあわせた人生設計です。人生設計を詳細に練っていると、気づくことができると思います。そのプランを実行するために、今の会社にいては駄目だということに。
新卒から仕事を辞めるという後ろめたいことを、客観的に正当化するんです。そのための人生プラン。
正当化することで、「辞めます」と言いやすくなりますし、上司に反論されたときにも人生プランというカードを切って反論返しができます。上司を説得する材料にもなるし、そのプランを実行できるような転職先を選ぶというように、転職活動の方針を考える材料にもなりますしね。
ひとつの石を投げて、たくさんの飛ぶ鳥を落とすようなことなんだよー!
仕事を辞めたいと思ったとき、新卒は悩みます。辞めるかどうかで悩むし、決断した後も「言えない」ということで悩むんです。悩みが尽きないけれど、勇気を出すことさえできたなら、転職に踏み切ることができるとミヤケンは思います。
まずは、大切だと思う人に相談しながら、人生プランを練りましょう。
人から勇気を借りて、自分の中で「こう生きるんだ」と決めて、あとは自分と自分の大切な人が幸せに生きられる道を選ぼうよ。