最近、郵便局は正社員採用を絞ってるみたいで、期間雇用社員(通称:ゆうメイト)として人を雇うのが恒例になっているみたいですねえ。
非正規雇用なんだけど、実際働いてみると扱いは嫌なところばかり正社員と同じじゃあありませんか? 課せられたノルマ、恒例行事と化した自爆営業などなど大変な現状が昨今浮き彫りになってきています。郵便局の期間雇用社員を辞めたいと思ったとしても、それは無理ないことだと思うよなあ。
だから、今回はそんな人たちの声を集めながら、ミヤケンなりに「期間雇用の転職について」考えてみます。
期間雇用社員の現実と悲哀の声を集めてみた
非正規雇用の魅力は、正社員に比べて責任が求められにくいこと。ただ、郵便局の期間雇用社員はその限りじゃない! 正社員同様の責任を求められ、しかし、待遇は? 色々な辛いことがある中、特によく声があがっているものを紹介しましょう。
ノルマと自爆営業! ドッカンチュドンと大騒ぎ
もうね、郵便局の期間雇用社員はドッタンバッタン大騒ぎの様子。
非正規社員だというのにも関わらず、年賀状とか暑中葉書とかを売るのにノルマを課せられています。しかも数千枚のノルマ! 正直、年賀状とか暑中葉書とか時代遅れもいいところだから全然売れない! 売れるわけがない。世の中世知辛いのじゃと言ってもいられず、地獄はここから。
ノルマを達成できなかったら、売れなかった分は自爆。
自腹買取でございます。
たとえば、ノルマが2千枚だとしたら金額はどうなるでしょうか…。10万円を超えますよねえ。10万円もあれば余裕で1泊2日以上の旅行ができるわ! 10万円分の年賀葉書とか、どないしろというんでしょうねえ。
当然売れないから自爆する人が多く、ドッカンチュドンとあらゆるところで爆発しています。そして不満も爆発し、期間終了を待つまでもなく辞めたいと考えてしまうわけです。辛いからね、しょうがないね。
生活はカツカツ
自爆営業をすることもあるから生活がキツイとも言えるけれども、違うんだ! そもそも賃金が低いんだ。その惨状を表している呟きを、ミヤケン、Twtitterで見つけてきました。
同じ局の期間雇用社員から。
「毎月、生活がカツカツ。ガス代の引き落としが出来ず止められそうに」。アパート借りて独り暮らしのフルタイム・交代制の時給制。
「今月、あと1,000円。家族には『ろくに家に金入れないで』と言われる。」5時間パート。
切実に「賃上げを」!会社はこの声を聞け。— 郵政ユニオン岩手支部 (@y_union_iwate) 2018年5月15日
ガス代の引き落としすら出来ない状況というのは、ヤバイと思います。だって「最低限の生活」すらままならないわけですからねえ。ガス代が払えないくらいということは、毎月10万円前後とかそのくらいでしょうか? 15万円もないんだと思います。
結論:辛いなら辞めたほうが絶対いい
ことさらに郵便局はブラックだと言うつもりはミヤケンにはありませんが、しんどい状況があることは明白だと思います。
続けられる人は続ければいいけれども、辞めたいとか辛いとか、うつになりそうとか感じている人は辞めたほうが絶対いい結果になるんじゃないかな!
いや、そのはずです。
期間雇用社員、すぐ辞めることはできるの?
通常、契約期間が定められている雇用の場合、途中で一方的に契約解除することはできないとされています。
正社員など期間の定めがない場合は、退職14日前に退職届を出せばOKと法律で決められているんだけれど、期間雇用社員とか契約社員とかにはそれがありません。
ただ、合意を得られれば辞められます。
一方的に退職届を郵送してバイバイというわけにはいかないわけです。もちろん、退職届を相手が受理した場合には「合意」したということだから、辞められますけどね。一番いいのは、直接上司と交渉をすること。
しかーし!
期間雇用社員だとしても「二週間前に退職届を提出すること」という記載が雇用契約書にある場合、そのとおりにすればいつでも辞められますよ。そして、郵便局の期間雇用社員の契約はそのようになっているという声がありますから、一度契約書を確かめてみましょう。
また、辞める前に有給消化も認められるから、退職届を提出したら有給を紹介しよう!
計画的に転職活動を進めよう! 進め方と転職先を考えてみた
転職すると決めたら、転職活動を計画的にしっかりと進めていきましょう。ただ、転職活動の進め方を知らないと計画的に進めるのは難しいですよね。そこで、転職活動のオススメな進め方と、転職先をミヤケン的に考えてみました。
今すぐ出来ることがある
とにかく、今から転職サイトに登録しておきましょう。
転職サイトに登録しておくと、メールで求人が送られてくるようになります。さらに、自分の好きなタイミングで担当キャリアコンサルタントに、退職・転職の相談ができるんです。だから、転職活動を計画的に進めるために、転職サイトは必要不可欠!
今すぐ出来るから、登録しちゃいましょう。
そして、退職届を提出するまでの間、いい求人をたくさん集めて応募しておくんです。
退職届提出後、有給を取る
退職届を提出した後、有給を取ろう。
上司には嫌味を言われるかもしれないし、止められるかもしれないけれど、有給を取るのは正当な権利です。去る職場の人が何かを言っていたとしても、それはただの雑音。耳元でハエがうるさく飛んでいるくらいの気持ちで、払い落として有給を取得するんだ!
有給取得後、その休みをどう使うのかは自由です。
オススメなのは、有給休暇を利用して面接に行くこと。転職サイトを使って書類選考をしたら、今度は有給を使って面接を受けるという流れが一番スムーズですよね。しかも、退職した後の無職期間を極力減らしながらも辞める時期を早められます。
これが、オススメの転職活動の進め方!
転職先は?
- 一般事務職
- 法人ルート営業
- 広報
- 配達員
ミヤケン的なオススメ転職先は、上の四つ! どれも経験を活かしながら悩みをある程度解消できる仕事だと、ボクは思います。
たとえば、一般事務にはノルマがありません。配達も無く、何かを売るということも無く、拘束時間も短めで残業も少ない仕事です。郵便局の期間雇用社員の悩みを根こそぎ解消してしまえるんじゃないかなあ。事務仕事が苦手な人には向いていないかもしれないけれど、そうじゃないならとてもオススメですよ。給料は特別高いことはありませんが、特別低いということもなかなかありませんしね。
営業職はノルマがあるから…と足踏みしている人には、法人ルート営業がオススメ。期間雇用社員として営業経験が少しでもあるのなら、その経験を活かせます。ルート営業は「顧客をつなぎとめること」が仕事だから、ノルマがほとんどありません。ノルマなんか課したところで、それを必死に達成しようとするあまり既存客に嫌われたら元も子もありませんからね!
また、「説明する力」を活かすなら広報という道もあります。
あとは、配達経験を活かしたいなら配達員なんかもアリです。年賀葉書とか余計な商品を売るノルマはありません。あるとしたら、配達件数などに応じて給料が上がるくらいのものです。ある程度給料は出来高で決まるから、ノルマを追うことにも意味が生まれ、今より楽しくなるかもしれませんよ。
期間雇用社員といえども責任は社員並み! そんな状況が辛い、辞めたいと感じるなら、辞めてしまったほうがいいと思います。郵便局も民営化されてから必死なんですよね。葉書も売れにくくなってきているし、年賀状とか暑中見舞いの文化も廃れてきているし…郵便局もマネタイズを新たに考え直す必要があるのかも? それには新しい人材も必要だろうけど…。
ミヤケン的には、辞めたい気持ちが強いなら、今より自分を活かせる仕事をして欲しいです。
そのために、今から出来ることをやっておきましょう!