MOTTAINAI! 日本のものを大事にする文化から生まれた言葉、素敵な言葉だけれど、その精神が強すぎる気がするのはミヤケンだけでしょうか?
たとえば、大企業や公務員を辞める人に「えー? もったいないよー!」と言うとかね。「もったいない」は素敵な精神だけれど、人に強要することじゃないでしょう! って。
なんだか人に「もったいない」という考えを強要したがる人、多いように感じます。
郵便局を辞めたい人に対しても、「もったいない」という意見を述べる人がいるでしょう。だけど、本当にそうなのでしょうか? 辞めて後悔することはあるのか? 辞めるのはもったいない? と言うところを、今回は徹底的に考えてみたいと思います。
郵便局を辞めるのはもったいないの?
郵便局を辞めるのは、もったいないと言われています。それはどうしてか? 辞めて後悔しないためにはどうしたらいいのか? ミヤケン的には「もったいない」という意見には懐疑的です。その理由を含め、郵便局を辞めるということについて考えてみました。
もったいないと言われるのはどうして?
これはね、宿命なんですよ。大企業が背負う、大企業に勤める人や公務員が背負う宿命! こればかりはね、どうしようもなく避けられないことだと思います。「もったいない」という言葉と精神がある限り、それを他人に押し付けようとする人は絶対いることですから。良かれと思って、ね。
どうして大企業は「辞めるのがもったいない」のかというところに、郵便局を辞めるともったいないと言われる理由があります。
理由はいろいろあるけれど、一番大きいのは「安定」ですね。
大企業は、中小企業に比べると売り上げが安定しています。年度によって増えたり減ったりするけれど、それでも「水準が高い」という意味では安定しているんです。そのため、給料も安定して伸びていくんじゃないかなあということが予想されます。
内部にいると「えー、実際そんなことないよー」と思うことがあるだろうけどね。傍から見ている分には、大企業は安定していて給料も伸びていき勝ち組なイメージがあるんです。雇用も安定しているような気がしますしね。
公務員となると余計です。
だから、大企業や公務員は(その安定を捨てるなんて)もったいない! と言われることがあります。
郵便局は、日本郵政は、誰もが認める大企業です。加えて、もともと公務員だったために公務員的な気質がまだ残っています。そのイメージも、上の世代の方にはまだまだ色濃く残っているわけですよ。大企業かつ公務員じみたところがあるというところから、余計に「もったいない」と感じる人がいるわけです。
郵便局を辞めたい!という自分の気持ちを重視するべき
もったいないと言われる理由を語っているとき、既に「そんなことないけどなあ」と思った人も多いんじゃないでしょうか。
安定しているとか給料が高いとか雇用が…とかとか、そういうものは世間から見たイメージに過ぎないことです。
実際調べてみると、「郵便局の給料はそんな高くない」という話がゴロゴロ出てきます。ほかにも「公務員気質が抜けない上司が嫌だ」とか、「パワハラが横行している」とか、香ばしい話があるわけです。
もちろん、正社員となると福利厚生は充実しています。いい面もあるけど、「もったいない」と言うほどでしょうか?
少なくとも、辞めたいと思っている人は「いい面より自分にとって嫌な面のほうが大きい」んだと思います。
それなら、辞めるのはもったないという理屈は成り立たないんです! だって、もったいないというのは世間のイメージであって実態はともなっていないから。内部の事情や現状を知る皆さんが、辞めたいと心底思うのなら、それでいいとミヤケンは思うから…。
郵便局を辞めて後悔しない方法
郵便局を辞めるのはもったいないというのは「違うよー」って思うけれど、郵便局を辞めて後悔する人がいないわけじゃあありません。
たとえば、郵便局を辞めたい気持ちの度合いによって後悔する・しないが決まります。どうしても郵便局の仕事が辛くて、精神的に限界が来ているとしたら? 後悔はしません。ただ、辞めたいと思い始めて間もなく「自分がどれほどの気持ちで辞めたいと言っているのか」の判断ができない時期に辞めると、後悔することがあります。
どんな仕事でもそうです。
辞めて後悔しないためには、「辞める必要性」を考えることをミヤケンはオススメします。
今の悩みは、郵便局を辞めないと解決できないものかどうか。その悩みは、郵便局で働くメリットを打ち消すほど深刻なものなのか。
じゃあ、どちらか一方だけYESの場合は?
後者がYESなら、その時点で辞めたほうがいいとミヤケンは思うんです。前者がYESの場合は難しいけど、辞めたほうがいいとは言い切れない部分があります。辞めて後悔する可能性も無くはないから、じっくりと慎重に辞めるかどうかを考えたほうがいいでしょう。
「辞めたい」気持ちは、「辞めなきゃいけない」ってことなのかどうか。
それが、郵便局を辞めて後悔しないための考え方です。
もったいないと言うのは、いつも外部の人間です。当事者からしてみると、もったいないと思うような理由はそもそも幻想ということが多いんじゃないかなあ。それに、その人にとって深刻な理由があるんだったら、それをもったいないと言うことはできないと思います。これは仕事に関しても、ものを捨てる事に関してもそうです。
郵便局を辞めたいのなら、辞めるのがもったいないかどうかよりも、辞める必要があるかどうかを重視しましょう。