新卒1年目から、連勤地獄…!
週休1日6日勤務が固定化されている人や、不規則な仕事で10連勤以上も続いている人、連勤にもいろいろなパターンがあります。ただ、連勤がつらいという真実だけはいつも一つ!
今回は、そんな連勤デフォルト企業に入ってしまった皆さんに「実録:本当に怖い連勤の話 ミヤケンの知人編」を紹介したいと思います。
連勤は法律的にどうなの?
実録話をする前に、そもそも連勤は法律的にどうなのかという話をしましょうか。たとえば、10連勤以上続いた場合、これは違法になるのか?
残念ながら、違法にはなりません。
労働基準法には、4週間のうちに4回の休日が最低限義務付けられています。ということは、4週間のうちに4回休みを取れば連勤はどれだけしても問題ナッシングということなんですよねー。ふざけないでほしいものです、本当に。
週休1日は最低でも義務付けてくださいよー、とミヤケンは思います。
10連勤しようが、15連勤しようが、20連勤しようが! 法律的にはその後4日間の休みを取れば問題ないんです。
さらに言えば「36協定」の締結により、休日出勤扱いとして割増賃金を支払うことで「4日間の休日を休日出勤」として活用できてしまうという話もあります。休日出勤は、36協定により休日を取得した扱いになるという…。
こいつはひどいや!
ただ、法律的に問題なくても、普通に問題があります。
普通の会社ではない、ブラック企業ということです!
連勤を続けると体を壊します! そこまでして働く理由はありません
ボクの知人に、最高15連勤を達成した人間がいます。2週間+1日、常に働き続けたということなんだけれど、そもそも勤務時間が1日12時間くらいだったから頭の中がおかしくなりそうです。
彼は新卒でSEとして入社し、人数が少ない部署に配属されました。部署の人数は全員で6人程度という少数精鋭…? な感じだったんですが、そのうち2人が彼がまだ新人のうちに辞めてしまったんですよ。
新卒1年目の人間が、4人しかいない職場に投げ出されちゃった!
そこからは膨大な仕事を4人で分担して行い、会社が中途採用で人員を増やしてくれるのを待つ日々でした。連勤日数は6日・7日とどんどん増えていき、10日に突入。このころから、既に彼は吐きそうなくらい疲れていたんです。
本当なら、16連勤目に突入する予定でした。
じゃあどうして連勤記録がストップしたか? 倒れたんですよ。
新卒1年目に働き過ぎて倒れるなんて話、ボクはそのとき初めて聞きました。普通の会社は、新入社員に倒れるまで働かせることはありませんからね。まず新人は戦力にすらなってないから、そんなに働かせる意味ないし…。
彼の場合、十分な技術を在学中に身に着けていたためと、会社選びの運が悪かったんでしょう。
とにかく、連勤が続くとか・な・り危険です! 新卒1年目だからと言って足踏みせず、転職しましょう。
完全週休二日の会社に転職しよう! 新卒だからこそですよ
転職するときに気を付けたいのは、完全週休二日制の求人を探すことです。「完全」が付いていない求人はスルーしましょう。これは新社会人にありがちなミスで、「完全」が付かない場合は「週休1日になることがある」ということなんです。
完全週休二日制で、休日出勤がほとんどない求人を探すことが大切!
休みがあったとしても、それを休日出勤扱いにされちゃうと実質休みが削れてしまいますから。
転職サイトを使って、ホワイトとブラックを見分けましょう。
その会社の休日日数や、休日出勤の頻度、月々の残業時間などもデータを調べればすぐにわかるわけです。
だから、転職サイトの非公開求人の中から気になる求人を見つけたときには、担当キャリアコンサルタントに「この会社は休日どれくらいですか?」と聞いてみてください。そうしたら、連勤の有無がわかります。
連勤することなく、むしろ連休がある会社で健全に働こう!
新社会人だからこそ、使いつぶされることのないように…。
新人を連勤で使いつぶす企業は、か・な・り悪質です。人としての血も心も通っていないような冷徹な企業、と言っていいかもしれません。そんな企業に貴重な新卒1年目の時間を使うよりも、転職をして連勤せず連休がある会社にその時間を使うほうが圧倒的に有意義です。
6連勤も10連勤以上も等しく害悪!
新社会人の今の時間は、二度と戻らないから、大切にしようね。