仕事ができないと嘆く新卒1年目の新入社員は、とてもとても多い!

ミヤケンも新社会人の頃は「ボクはとんだ無能だなあ。島耕作みたいにはなれそうにない」と思って、少し落ち込んだことがあります。島耕作は別にあこがれたわけじゃないけれど、仕事できる人の例みたいな感じです。

ただ、今になって思います。

新卒1年目の「仕事ができないから辞めたい」という悩みは、転職で解決する可能性があると!

仕事できないのは辛い…2年目に変わる可能性は?

新卒1年目で「仕事できないのが辛い」と悩んでいる人の多くが、転職と同時に考えることがあります。「2年目になったら、状況は変わるんじゃないだろうか」ということです。状況が変わるというのは、有能とまではいかなくても少しは仕事できるようになるんじゃないかという期待。

確かに、その可能性を完全に否定することはできません。

新卒1年目に仕事ができないのは、仕事を覚えていないだけという可能性がありますからね。仕事ができないというのは、その仕事に向いてないか覚えてないかどちらかという可能性が高く、あとはその人が努力しているかどうかにもよって決まります。

仕事できなさすぎてつらいというのを自覚して努力をして、仕事を覚えたら2年目には仕事ができないなんて思わなくなっている可能性は十分にあるんじゃないかな。

だけどね、向いていないことに対する努力というのが報われることは、ありませんよ。

仕事ができない辛い状況が2年目に変わっている可能性は否定はできませんが、そうなるかどうかはそのときにならないとわかりません。パンドラの箱みたいなものだと思います。

パンドラの箱を開ける前に、一度、今の仕事が自分に向いているかどうかをしっかりと考えてみてください。向いていないと判断できれば、パンドラの箱を開けるまでもなく、2年目も仕事できない状態になります。

辞めるべきです。

仕事できないから辞めるのは、逃げなの?

仕事できないから辞めるのは、逃げなんじゃないかと感じる人もいると思います。

確かに、逃げの一種だとは思いますよ。

ただ、悪い逃げじゃないんじゃないかなあ…。「逃げる」という行為には、自分にできることなのに挑戦することを恐れて逃げるということと、無謀な戦いを避ける戦略的何気があると思うんです。

勝てないとわかっている相手に喧嘩を売るのは無茶だし、それは勇気とは呼びません。逆に勝てるとわかる相手に喧嘩を売られて恐れるのはバカバカしいし、逃げたなあと感じます。

弱いから逃げるというのもあるけれど、仕事できないから辞めるのはそういうわけではありません。

「仕事できない? 我慢しろ、耐えろ、努力しろ」と上司は言うと思います。

ただ、ボクらの人生というのはスポコン漫画みたいに努力してどうにかなるものじゃないじゃないですか。我慢して耐えて努力するのが強さというわけじゃないんです。そんな強さは、人生を不幸にしちゃいますよ。

だったら、そんな強さは要らないんです。

自分に向いていないことを我慢して努力しても、人生を不幸にするだけ…!

人生を幸福に導くための逃げは、戦略的撤退。むしろ、勇気がある行動だと言えます。人は「ここにいるべきじゃない」と思っても、苦労して足を踏み入れた場所からなかなか離れられません。

就活の苦労が無駄になるんじゃないかという恐怖に勝ち、転職できるのは勇気がある!

ミヤケンは、その勇気を称えます。

新卒で仕事を辞めた人のその後! 仕事できないと悩んだ人はどうなった?

仕事できないから辞めたいと悩む新卒1年目の人たちに、転職を力説してきたけれど、それには理由があります。ミヤケンの知り合いに、新卒1年目の頃「仕事できない」と悩んでいた人がいるんですよ。

彼はあまりにも、仕事ができなかった。

某自動車メーカーに、新卒で入社した彼は、営業に配属されることが決定しました。配属先の支店が決まるまでは、研修と称して工場で働くんですよ。工場近くの寮で不慣れな集団生活を強いられながら、「なんでこんなことを」と思いながらあくせく働きました。

彼には、工場の仕事はとにかく体力的にしんどかった。

だけれど、コツコツと何かを積み上げていくような工場の仕事は、彼の性分に合っていたんです。元々事務職のほうがいいなあと言いながら就活していたような人だったから、そういう黙々と作業できるのがハマッたんでしょうね。

集団生活とかには辟易しながらも、「仕事自体はいいじゃないか。プライベートがあれば、ずっとこれでもいい」と思っていました。

ただ、配属先が決まって営業の仕事に就いたとき、彼は無能になった

見積書作成などの事務作業は得意だったけれど、先輩について得意先回りをするときにはコミュ障を最大限に発揮。失敗続きで先輩に「使えない」と吐き捨てられるほど、仕事ができなかったんです。

自分自身も自らの無能っぷりに嫌気がさしていたし、周りも彼を無能と言いました。

新卒1年目の新社会人が自信喪失するのはそれだけで十分で、彼は「死んだほうがいい」とさえ考えていたみたいです。

しかし、負けず嫌いの彼は「ここで死ぬくらいなら、転職してやる」と逆に奮起しました。

新卒で向いてない仕事を辞めたその後、彼は…。

今は製造の仕事に就いて、それなりに出世しています。

人は、自分に向いていることをすれば出世して有能になれるんです! その可能性を、新卒1年目のみなさんは誰もが持っています。

逆に、自分に向いていないことをすればとことん無能になっちゃうものなんですよ。

今ならまだまだ、ルートを変えるのにそれほど大きな苦労は伴いません。仕事ができないのが辛いなら、転職しましょう。

仕事できないのは仕方がないと開き直り、仕事を続ける人もいると思います。仕事できない状態が2年目には変わっていると信じて、とりあえず1年続けてみる人もいるでしょうね。だけど、仕事ができないのは向いていないからという可能性があります。

向いてない仕事を努力するのは、とてもとても不幸なことだとミヤケン思うんです。

向いてないという判断ができないなら転職サイトを使うといいし、転職サイトを使った結果まだ望みがあると思ったら続けてみてもいいかもしれません。

ただ、自分は今の仕事に向いてないと思うなら、仕事できない状態から脱するべく、辞めるべき! 転職後、嘘みたいに仕事できるようになると思いますよ。