「会社を辞めるのは逃げだ!」なんて言われたら、返す言葉に困るんですよねー。

会社辞めたいなあと思っているとしても、反論しにくいと思うんです。逃げていると指摘されたらそんな気がしてくるし、甘えているんだと言われたら不安になる。

「あれ、実はボク、逃げているだけなのかも?」と考える人もいれば、「そんなつもりはないのに!」と拳に悔しさを滲ませる人もいるでしょう。

だけど、ミヤケンは言いたいんです! 「会社を辞めるのは逃げ」という意見を黙殺することができるんだと。今回は、そのためのいろいろな考え方を紹介しましょう。

立ち向かうだけが正義じゃない

会社を辞めることが、必ずしも逃げになるわけじゃあないと思うんです。たとえば、あなたが会社で辛い思いをしていてようやく辞める決心をしたとするなら、それは逃げじゃなくて避難ですよね。会社という戦場で戦い抜く兵士もいるけれど、戦えなくなったらどうする? 避難したり救護班の世話になったりして戦場から遠のきますよね。

撃たれてもなお戦うことだけが正義なんでしょうか? もう一度戦える状態になるまで避難し、命を繋ぎとめ戦力を維持するのもまた、正義だと思います。

会社を辞めるのが逃げだという考え方をするということは、この日本の労働力を一人また一人戦死させるようなものなんじゃないかなあ。それよりも、戦えなくなったときには避難して戦力維持するほうが、よっぽど社会のため・世間のためになっています。どうしてももう会社に行きたくないとか、もうしばらく働けそうにないとか、それくらいの深手を負ったなら一度辞めて休むのも手です。

社会に傷つき倒れた方へ、そう思いませんか?

転職は逃げじゃなく、転職することこそ戦いに向かうことだ

一度退職して休むのは戦えないほどの傷を負った人にオススメすることで、多くの方には間髪いれず転職することをオススメしたいのがミヤケンの気持ちです。

転職することこそ、戦いに向かうということだとボクは思うから。転職することもできないほどの精神状況の人・体力状態の人がいるように、転職というのは精神力体力ともに酷使することなんです。誰でも新しい環境に飛び移るのは不安ですし、苦労するものですからねー。

あなたは逃げるんじゃあありません。

甘えているわけでもないと思います。

新しい戦地に向かうということ、これから戦おうとしているということなんじゃないかなあ。

転職することで心が前向きになることもあるし、職業人としてさらなる飛躍をすることもあります。今の会社を辞めるというよりも、自分がより成長できる・活躍できる・飛躍できる場所に飛び込むという意識をしたら、「会社を辞めるなんて逃げだ!」なんていう勢力は黙殺されるんじゃないかと思いますよ。

ちなみに、ボクのそんな考えと同じようなツイートが、ありました。

この人の言うように、不満がある現状を維持しようとすることこそ、思考停止…逃げなんじゃないかなあ。

逃げじゃなくて、適材適所だ!

自分に向いてない仕事だと気づいたとき、自分に合わない会社だと気づいたとき、辞めたい気持ちがわいてきますよね。だけど、「向いてない? そんなの努力次第だろ。甘えてるだけだよ君は」なんて言われちゃうことがあります。

向いてない仕事や合わない会社に居続けることはいいことなのかなあ…。

これは「不満がある現状を維持することこそ逃げ」という考えに繋がってくるけど、向いてない・合わないところに居続けるのもまた思考停止だと思うんですよ。

だって、もっと自分に合う仕事と会社があるとわかっているんだから。

それがわかっていて行動しないのは、それこそ逃げ! 向いてないとか合わないとか、しっかり自覚しているんだから転職して自分に合う仕事や会社を見つけることこそが必要な努力なんですよ。

努力次第? 努力次第で今以上に活躍できるのは、向いている仕事を自分に合う会社でがんばってこそです。今必要な努力は、会社に居続けることじゃなくて、適材適所を探すこと!

最後に、厳しい考えを紹介します

かなり厳しい意見だけれども、ボクもこの人に半分は同意します。最終的には、「逃げ」「甘え」だと言われたとしても、会社を辞めることは自分自身が判断することです。

「ほかの人はどうだろう?」と検索したり、後押ししてほしくてボクの記事を読んだり、転職サイトに相談したりすることは、ときに必要なこともあると思います。

だけど、道を決めるのはあなたです。

子供のころは、親や周りの大人が道を決めたかもしれません。それに反発した人もいれば、素直に従った人もいると思います。だけれども、ボクらはもう大人なんですよね。道を決めてくれた大人に、今ボクらはもう既になっていて、今度は自分が自分自身と身近な子供たちに道を示す立場です。

会社を辞めたいというのは逃げじゃないし、仮に逃げだとしてもいいじゃないですか。

あなたの決断を、判断を止める権利は彼らにはありません。