え? 毎日残業2時間・3時間が当たり前? どうして辞めないんだ!

「そんなこと言われても…辞めたいには辞めたいんだけどさ!」という反論がきそうだけど、毎日そんなに長時間の残業を強いられているんだったら、辞めたほうが絶対いいですよ。強く推奨! 残業が少ない会社への転職。

今回はボク・ミヤケンが、2時間・3時間の残業を毎日するのが当たり前になっている状況から脱するべきという話を熱弁したいと思います!

不幸になる確率85%、その訳とは?

記事タイトルで「不幸になる確率85%」と仰々しく語っていますが、これにはボク独自の考えがあるんですよ。

とりあえず、その理由を紹介したいと思います。

残業をして幸福になるわけがない

毎日残業をして、幸福になるわけがないというのが85%という大きい数字の根底にある考え方です。特に、2時間・3時間という長さになるとね。毎日30分の残業なら不幸になる確率は10%程度、毎日1時間の残業なら不幸になる確率は30%程度、毎日2時間・3時間となると85%に跳ね上がります。

まず、毎日30分程度は誤差の範囲と言えるでしょうから、確立が低いわけです。毎日30分を21日としたら、残業時間は月々10時間と30分になります。これは残業時間が少ないと言えるわけで、これで不幸になるのは一握りでしょう。

毎日1時間程度の残業を21日続けたとしたら、残業時間は月々21時間となります。これでもまだまだ残業時間は少ないし、不幸とも言い切れないんですよね。ただ、月々で見ると少なくても毎日残業と言う前提があれば印象は異なり、辛い気持ちは増すでしょう。

問題なのは、毎日残業という点。

そして、毎日2時間となると月々の残業時間は42時間になります。決して少ないとは言い切れない数字になると同時に、毎日というのがやはり問題になるわけです。

たとえば18時退社が定時だとしたら、毎日2時間残業すると20時退社になります。18時退社だと仕事終わりに飲みに行ったとしても、帰宅後まだ趣味を楽しむ時間がありますよね。飲んだとしても帰宅は20時から21時でしょうから。

20時退社となると、飲みに行けば趣味を楽しむ時間が無くなります。

自分の時間が2時間減ると考えると、少なくともそれを幸福とは言わないんじゃないでしょうか?

特に毎日3時間ともなると、残業時間は月々63時間になります。退社時刻も21時がデフォルトとなり、ますます自分の時間がなくなりますよね。通勤に1時間くらいかかる人はなおさらで、帰宅するのが22時を過ぎるでしょう。あとは「ご飯食べてお風呂入って寝るだけ」になっちゃいます。

これを不幸と言わずなんと言うんでしょうか? 仕事は豊かに楽しく生きるためのものなのに、仕事以外の時間が持てない!

本末転倒です。

残り15%の理由と、毎日2時間と3時間の違い

これは余談だけれど、「不幸と断定する割には15%残しているのはなんで?」という疑問がありそうなので、語らせてもらいますねー。残り15%の理由は、「残業代が貰えて休日出勤が無いなら納得できる人も多いだろう」ということを考慮しています。特に毎日2時間くらいなら許せるという人もいるでしょうからね。

特に、毎日残業2時間くらいなら許せるぞという人は多いと思います。40時間前後というのは、まだ一般的と言える数字ですからね。

ただ、そもそも「残業代なんか要らない! 残業したくないんだ」という人しか考慮せずに確立を算出したら、100%になるんじゃないかな。

しかし、毎日2時間と3時間を同列に語るのはおかしいんじゃないかという意見がありそうですよね。確かに、月々の残業時間は80時間が過労死ラインと言われていて、60時間くらいから「体や心の不調」を訴える人が多くなるように感じるんです。そうじゃなくても、「転職しよ」「辞めて正解」と語る人がたくさんいます。

たとえば、ツイッターにはこんな意見がたくさんあるんですよ。

ただ、、毎日3時間よりも毎日2時間程度の残業のほうが辛い説を唱えている人もいます。

結局は、毎日2時間の残業は「残業代も労働時間も中途半端で辛い」と感じるだろうし、毎日3時間は「体力的にも精神的にも辛い」と感じるだろうし、人それぞれな部分はあるけれど、両者のパーセンテージに違いは無いと言えるんじゃないでしょうか。

どちらも等しく、不幸になる!

転職するなら、残業時間はどれくらいを目安にする?

厚生労働省の毎月勤労統計調査(平成29年分)によると、月間の所定外労働時間は月間14.6時間が平均となっています。ただ、厚生労働省の調査は企業側に行っているため、サービス残業を含まないんですよね。サービス残業を含めるともう少し増えると言われています。

サービス残業含めた平均に関しては諸説あるんですが、40時間を越えると「残業時間が多い」と言えると語る人が多いみたいです。

個人的にも、そう思います。

サービス残業を含めない残業時間は約15時間が平均なんだから、転職するときにもそれを大きく上回らないように注意したいですよね。だって、平均的に考えると「それ以上の残業をするところは残業代をちょろまかしている可能性が高い」ということだから。

15時間前後から、多くても20時間程度にとどめましょう!

日ごとにするなら、毎日25分前後から1時間程度ということになりますね。

毎日残業が当たり前というのはよくある話だけど、その時間が2時間・3時間になってくるのなら我慢しちゃあいけませんよ。それくらいの時間になると「不幸になる」ことを実感する人が多く、体や心の不調を訴える声も多くなります。健康的に幸せに生きるためには、やはり厚生労働省の調査結果から大きく外れないことが大事だと思うんです。自分の時間と、自分の体・心を大切にしてくださいね。

毎日残業2時間・3時間が当たり前の会社を辞めたいなら、むしろ辞めるのが当たり前!