新卒1年目の仕事、向いてないと感じたら凹みますよね。
営業の仕事が自分に合ってないんじゃないか? その疑問を抱きながら営業をしている人は、新人以外にも多いんですよ。たぶん、あなたに仕事を教えてくれる先輩も、時折同じことを考えているはずです。
今回は、「営業に向いてない新卒は転職すべきか?」「克服する方法はないの?」「向いてる仕事を探すには?」の、三つの疑問の答えをミヤケンなりに紹介したいと思います!
営業に向いてないというのは、克服できる?
営業に向いてないというのは、ある程度なら克服できます。克服というか…適性以上に技術を身に着けるという感じですね。営業は結構小手先の技術が物を言う側面も大きいから、性格的に向いてない人でも活躍できるチャンスはあると思います。
その小手先の技術を紹介し、そもそも克服の必要性はあるのかを考えてみましょう。
営業、どうしたらうまくいくの?
新卒1年目の営業は、うまくいかなくても当たり前だと思います。向いていないという自己評価は合っているかもしれないし、合っていないかもしれません。とりあえず今すぐ辞める決断をするよりも、営業がどうしたらうまくいくのかを最初に考えてみましょう。
営業がうまくいくために必要な小手先の技術や考え方を、前の職場で知り合った営業マンに聞いてみました。
- 「こういう提案がしたい」じゃなく、「相手のことを考える」こと
- 相手の名前を呼ぶ
- 相手の感情を拾う
- 喚起法を使う
営業初心者は、「こういう提案をしよう」ということに固執しがちです。先輩がやっていた方法を実践することばかりに執着したり、自分のことにしか意識が向いていないんじゃないかなあ。
大切なのは、相手のことを考えることです。
相手が何を考えているか、何を感じているか、それに寄り添った提案をしましょう。そもそも営業の仕事って、物を売ることじゃあなくて「自社製品に対する需要を発掘すること」なんですよ。
相手の立場になって考えることは、営業の第一歩と言えましょう。
それに関連したことで、相手の名前を呼ぶとか感情を拾うとかとか、そういうことも効果的じゃないかなあ。
人は自分の名前を呼ばれると、気分がよくなり親密感を覚えます。
相手の感情を拾うというのは、相手が自分の感情を開示したときにそれを繰り返すことです。
こうすることで、親密度が上がります。
営業も所詮は人と人同士の付き合いだから、相手の好感度が高いほど契約の可能性は上がるんです。
この方法は特に、ルート営業のような何度も顔を合わせるタイプの営業に使えます。もちろん、新規開拓営業にも使えますけどね。
極めつけは「喚起法」!
これは、相手にキーワードを言わせる会話テクニックです。恋愛テクニックとして紹介されることが多いから、デートに誘う会話例から見ていきたいと思います。実は仕事にもか・な・り使えるんですよ?
相手「〇〇がおいしかった!」
自分「へえ、おいしかったんだ。じゃあ逆に、今度行ってみたいお店とかあるの?」
相手「あそこ評判いいから行きたいなあ」
自分「どんなところ?」
相手「お魚がおいしくてね! 凄く新鮮らしいよー。本マグロを海苔で巻くのが美味しそう」
自分「聞いてるだけでヨダレ出てくるわ! いつ行くの? 今度一緒に行かない?」
相手に「ここ行きたい」と言わせてから、誘う。
相手は自発的にお店の名前を出しており、そこに行く自分をイメージしているため、一緒に行こうと誘われることに違和感がないんです。これを営業に応用すると、相手に自分が自社商品に対する需要があることに自発的に気付かせるということになります。
キーワードを言わせるよう会話を誘導する必要はあるものの、意識してみる価値はあるのでは?
克服の必要性を考えてみた
難しい問題だけれど、「自分は営業に向いてないと思うけど、できれば営業の仕事がしたい」と考えている人には努力する価値はあると思いますよ。楽しく仕事をするために大切になるのは「自分にやれること」と「自分がやりたいこと」が一致するということです。
現在片方を持っているんだったら、努力して「自分にできない」を「自分にできる」にするだけの価値と意味はあるんじゃないかな!
ただ、別に営業の仕事じゃなくてもいいやーというなら、向いている仕事を探したほうが効率がいいと思います。
新社会人が、向いてる仕事を探す方法
新社会人が自分に向いてる仕事を探すのは、結構難しいです。自己分析が鍵になりますが、まだまだ社会人経験が浅いため適格に分析できないことがあります。そこで、とりあえず、何を考えるべきかをミヤケンから示してみましょう。
営業にどうして向いてないのか、ハッキリさせてみよう
営業に向いてないと言うけれど、どうしてそう思うんでしょうか?
「コミュ力が無い」「たくさんの人と会うことに苦痛を感じる」「内向的」など、性格の問題を挙げる人が一番多いんじゃないかな。仕事内容・技術面は新卒1年目のうちから判断するのは難しいですから。
自分の能力と、興味を考えよう
楽しく仕事をするために大切なのは、「自分の能力」と「自分のやりたいこと」が一致していることだと語りました。やりたいことというのは、つまり「興味があること」ですよね。だから、自分の能力と自分に興味があることは何かを一度考えてみてください。
能力は「こういう能力がある」「こういう能力はない」と、ポジティブ・ネガティブ両方を考えるととても効果的です。
その情報から、あなたに向いている仕事と向いてない仕事が決まりますからね。
ここまでの情報を全部合体させよう
ここまで考えた情報を、全部合体させます。
「ここがダメだから営業に向いていない」「こういう能力はある」「こういうことに興味がある」という情報を合わせると、営業以外に向いている仕事が何かがわかります。ただ、そのためには職業に関する知識が必要なんですよねー。
これが難題…。
だから、転職サイトを使うのも効果的じゃないかな!
転職サイトに登録して、合体させた情報を渡して「何に向いているでしょうか」と質問をしたら、豊富な知識から複数の仕事を提案してくれるはずです。
転職の可能性、か・な・り広がりますよ!
ミヤケンが思う、営業に向いてない人ができる仕事の例
- 事務職
- エンジニア職
- 商品開発
- 企画・マーケティング
事務職は、営業と真逆の特徴を持った仕事です。
社外の人となかなか会わないし、ノルマは無いし座り仕事だし…ね! 営業が向いてないから事務職を目指すという人は、か・な・り多いです。個人的にもオススメできます。
エンジニア職は人と関わることは多いものの、折衝ごとなどはありません。納期はあるけどノルマは特になく、ただ営業が持ってくる仕事を納期通りにこなすという仕事です。
黙々と作業する系もありますし、チームで話し合いながら作業するものもあります。
自分の能力・適性を考えて様々なタイプのエンジニアになれるのが、オススメポイント! 興味がある業界があれば、挑戦してみては?
売る側がダメなら作る側になればいいじゃない! ということで、商品開発もいいんじゃないかなあ。調査分析が得意な人には、特に向いていると思います。
企画・マーケティングもそうですね。
新社会人が営業をすると、向いてないんじゃないかなあという不安を抱きがちになります。営業の仕事はとにかく続けないとわからないことが多いし、技術的な問題も大きいですからね。
逆に言えば向いてなくても、小手先の技術でなんとかなることもあります。
もちろん転職よりいばらの道だから、営業を続けたいという意思が無い人にはオススメしません。そういう人は自分に向いている仕事を探し、第二新卒転職を成功させよう!