仕事を即日で辞めたい? 明日から行かないというのはリスクが大きいので避けたほうがいいけど、できるだけすぐに仕事を辞める方法はあります。

身体的に、精神的に、またはその両方ともに限界がきている人は多いでしょう。明日にでも仕事を辞めたいと思うほどに追い詰められているということだから、辞めること自体はもう賛成万々歳です。

これまでよく頑張ってこられましたね。おつかれさまでした。

今回は、そんな即日退職をしたい人に、すぐやめる方法をミヤケンから紹介しましょう。

即日退職の危険性と安全な方法

即日退職と言っても、明日すぐに辞めるというのは危険です。もちろんそれで通ることもありますが、普通は「明日辞めます」と言って「そうかわかった」と答える上司はいません。トラブルになりかねないし、最悪、損害賠償をされることもあります。これから紹介する安全な方法を、とりましょう。

一番早くて14日後

即日仕事を辞めたいと言っても、本当に明日から仕事を行かなくなれば最悪損害賠償請求されることになります。ここは、法的にしっかりと手続きをとっておきましょう。民法には、退職の14日前までに退職届を出したら辞められるということが保障されています。

もし、会社に「30日前に申告すること」などの規定があったらどうか? 民法と違って、この規定には法的効力はありませんよ。優先されるのは民法のほうなので、これに従っていれば会社としては従業員を引き止められません。ただ、合意退職じゃあなくて一方的な辞職ということになります。会社からの心象は悪いし、トラブルの元になりかねないから、規定があるならそれに従うのが一番安全ですね。

会社が退職届の受理をごまかして引き伸ばしをはかってきた場合

ちょっとブラックな会社だと、退職届の受理というのをあやふやにして退職を引き伸ばそうとすることがあるんですよねー。困ったものなんだけれど、この引き伸ばし工作には特攻手段があります。だから、もし引き伸ばし工作にあった場合でも焦らないでくださいね。

内容証明郵便として退職届を郵送したら、その書類が届いた時点で受理されたとされます。

証明書類が残り、そこに日付がかかれますからね。その日付から14日経てば、自動的に辞められるというわけです。しかも、内容証明があれば損害賠償もほぼ無効化されたも同然だから、トラブルのときも安心できます。

もちろん、そうならなくてもいいように願ってますけど…。

退職までの間、どうしても辛いなら

即日退職したいと考えるくらいだから、会社に行きたくないんだと思います。少しでも余裕があるなら14日間頑張ってほしいところだけれど、どうしても辛いなら有給を取得するという手がありますよ。辞めることが決まっている人が、退職前に有給を消化するのはよくあることです。

残っている限りの有給を使い、出勤日数を減らしましょう!

また、精神的な辛さを抱えている人は、医者にかかって診断書をもらってくるのもアリです。うつ病などの精神的な病は断定するのも否定するのも難しく、だからこそ「初診でも疑わしいなら診断書を出しておく」という傾向があります。

比較的、診断書を簡単に手に入れられるわけですね。「うつ病は診断されすぎている気がするんだよねー」と語る人もいるくらいですから。どうしても頑張れないというくらい追い詰められている人なら、十中八九診断書を貰えるんじゃないかなあ。

診断書をもらうときは、自分から「診断書が欲しいんですが」と言いましょう。

そうして、その診断書を使って退職まで休んで乗り切ってください。

即日と言えども本当に明日から行かないというのは、社会では通用しません。短くても14日は待たなくちゃあいけないけれど、その間14日間フルで働かなきゃいけないとは限らないから。自分に可能な範囲で、残りの仕事を頑張りましょう。

うまく立ち回れる自信がない人や状況的に難しい人はどうすればいいのか?

明日にでも「辞める」と伝えて14日間、有給や診断書を使って最大限休んでうまく立ち回ろうと語ってきました。だけれども、状態や状況によっては、自分だけの力でうまく立ち回るのが難しいこともありますよね。精神的な状況・会社との関係性などは人それぞれでしょうから。

そんな、うまく立ち回れそうにない方にオススメの方法を紹介します。

一人で頑張らず、人に頼ろう

うまく立ち回ろうとしても、わからないことがあったり、何か壁にぶつかったりすることがありますよね。精神的にかなり追い詰められているとか、身体的に難しい部分があるとか、会社との関係性が最悪で最短で仕事を辞められそうもないなどなど…。会社に脅されるというケースも、少なからずあるみたいですしね。

そんな方には、転職サイトをオススメします。

転職サイトに登録し、担当者のキャリアコンサルタントに「今の会社を最短で辞めたい。その後自分のペースで転職をしたい」と伝えれば、あなたの現状を汲み取りながら最善のアドバイスをしてくれるんです。

どうすれば最短で今の会社を辞められるか? どう立ち回ればいいか?

ミヤケンはあなたと直接お話したわけではないから、あまり具体的なアドバイスはできません。だけど、転職サイトなら、あなたの状態を知った上で具体的なアドバイスが得られます。ボクが紹介した立ち回り方を知った上でなお不安なことや疑問があったり、実行後に壁に道を阻まれたときには転職サイトを使いましょう!

転職サイトを使うメリットは、まだある

うまく立ち回ろうとしてわからないことがあったとき、壁が急にニョキッと出てきたとき、どうしても自分ひとりで解決するのは難しい問題があったとき、転職サイトはかなり使えます。だけど、転職サイトを使うメリットは先ほど紹介したものだけじゃあありません。

たとえば、退職後落ち着いてきて転職活動を始めるとき、スムーズに転職ができます。

即日退職の相談をした段階で、あなたの状況は既に転職サイトが把握していますからね。後は、その情報を使って「こんな求人があなたにピッタリだと思うんですよ」というオススメをしてくれて、その求人を見るだけで求人が集まります。

もちろん、後から条件を付け足してもいいわけですしね。

仕事は辞めるだけがゴールじゃあありません。次の仕事に就かないといけないわけだから、次の仕事を効果的に探しておくことが大切だとミヤケン、思います。

あと、転職活動の精神的に辛いところをかなりカバーできるというのも大きなメリットだと思うんです。

辞めるだけで大きな苦労をしたと思うし、転職にはなるべく苦労したくありませんよねー。面接の日程調整のために先方に連絡をするとか、先方と待遇について話し合うのとか、かなりしんどいと思います。

転職サイトを使うと、面接の日程調整は変わりに担当者がやってくれますよ。面接後の待遇交渉も代行してくれるし、こちらが言いにくいことを担当者に伝えてもらうことができます。

ボクたち利用者は、「ああしたい、こうしたい」という要望を伝えて求人をチェックし、書類を作成したり面接本番に挑んだりするだけでいいわけです。面倒な折衝ごとはする必要がない! めちゃくちゃありがたいじゃあないか…。

実際、ボクも転職するときかなり救われました。

それに、味方がいるというだけでも救われますしね。

仕事を即日辞めたいと言っても、最短14日間は見積もっておかなきゃあいけません。だけど、それが安全な形での即日退職なんです。有給を使って出勤日を減らしたり、診断書で休みをもらったりすることで「退職は14日後だけど明日から出勤しない、実質的な即日退職」なら実現できます。

また、個人の状況に応じたアドバイスは残念ながらミヤケンにはできません。

何か難しい問題があったら、転職サイトに頼りましょう! あなたの即日退職を、応援していますよ。