誰に何を相談するか、線引きが大事。

人生相談には頼もしいけど恋愛相談は無理な人がいるし、その逆もいます。

人それぞれ得意なことと不得意なことがあって、相談する側はそれを見極めなきゃいけないわけです。もちろん、不得意なことにもなんだかんだと言いながら相談に乗ってくれるでしょう。

だけど、そのアドバイスが真に迫るとは限らない!

今回は、ミヤケンが「仕事を辞めたいときに相談する相手」について思うことを語りたいと思います。

近しい人に相談するのはあまりオススメしないよ!

友達や恋人や家族など、近しい人に相談するのはミヤケンそんなにオススメしません。愚痴るなら最高の相手なんだけど、何かヒントや答えを得たいと思って相談するならもっといい相手がいます。どうして近しい人に相談するのはダメなのか、その答えがこれです!

アドバイスの傾向がネガティブになる

近しい人だからこそ、相談された側の人は、みなさんのこれからの動向を近くで見ていくことになります。「大丈夫だよ! 絶対転職できるよ!」というポジティブなアドバイスは、なんだか無責任な感じがして怖いんですよね。その後の人生を見ていくんだから、そのアドバイスによって転職をした結果失敗したらと考えると、ものすごく怖いんだよ。

ポジティブな意見は、なんだか無責任に感じられるんです。

前向きなことを言うと責任を取らないといけないと感じるし、それができないと感じたら、前向きなことなんか言えなくなります。もしも、後ろ向きな現状があるのを受け止めた上で前向きなことを言ってくれる楽観的な友人や恋人がいるなら、その人は覚悟して言ってくれているんでしょうね。

そんな人はなかなかいないから、アドバイスがネガティブに偏っちゃうんだよ。

後ろ向きなことを言っておけば、とりあえず「しっかり相手のこと考えてますよ」感が出ますしねー。

主観や補正が入り込む

友人から相談を受けたとき、ボクは「自分の考えを求められてるんだなあ」と感じます。わざわざ友人に相談してくるくらいなのだから、他人の主観的意見が欲しいんだろうと勘ぐっちゃうわけです。それを自分自身の主観と比較するのかなあって。

それに、心配だからこそ自分の意見を言わざるを得なくなるということもあります。

だけど、裏を返すと、ボクらは友人に相談されたときに「どうしても主観を入れてしまう」ということでもあるんだよね。

客観的な意見が欲しいときには、友人・恋人・家族など、あなたを本気で心配してくれる人は候補から外したほうがいいです。それに、友人補正や恋人補正もかかっちゃいますしねー。友人や恋人だからこその「信頼」があるわけだけど、その信頼は仕事に対して同程度のものが期待できるかというと、そうじゃないわけで…。

的確なアドバイスが欲しいなら、近しい人はどうしても向かないかなあと思います。

相談相手はその道のプロが一番!

餅は餅屋にって言いますからね。訴訟は弁護士さん、病気はお医者さん、勉強は先生…。仕事を辞めたいという相談をする相手は…? 仕事関係の相談をする窓口はたくさんあるけれど、意外と知らない人もいますよね。その道のプロとはこの場合誰になるのか、紹介しましょう。

各種相談窓口

世の中には、仕事関係の相談窓口が結構あるんですよ。最近は本当に「働くとはなにか」「労働者の幸せとはなんなのかー!」ということが盛んに議論されているし、こういう相談窓口も一種のトレンドなんだと思います。一時期自殺相談窓口が急増したみたいなものですね。

たとえば、職業相談窓口だと、全国職業相談センターというところがあります。

ホームページ上の「ご相談・お問い合わせフォーム」から必要事項を入力しただけで、相談できるのがメリットですね。その内容を受けて、担当者が折り返し連絡してくれます。開業や廃業に関する相談をしてくれるところもいいですね。

使ってみた感覚は「状況に合った転職サイトのオススメをしてくれる」という感じでした。親身に相談に乗ってくれるというよりも、「解決策を見つける」ことに重きを置いているんだと思います。もう少し親身に相談に乗って欲しいと思うけど、まあ役割ですかねー。

気持ちに寄り添った相談窓口もたくさんあります。たとえばNPO法人系の相談窓口です。NPOなら転職サイトに誘導して利ざやを得よう! ということもないでしょう。

こういう民間の相談窓口は調べたらたくさん出てきますから、まずは軽めに相談してみたいという人は、こういう窓口を探してひたすら突撃しまくるのもいいかもしれません。

労働基準に関する相談なら

厚生労働省には、労働基準に関する相談を受け付けている窓口があります。「うちの職場、労働基準法違反してるよ!」というときには、活用してみるといいでしょう。相談先としてこれほど頼もしい相手もなかなかいないと思いますよ。なんて言っても厚生労働省ですから。「お上なんて信用できない」という人以外には、オススメできます。

あとは、法律関係の話にもなってくるため、資金があるなら弁護士という選択肢も無きにしもあらずですね。

なんだかんだ一番オススメなのは?

相談窓口を使っても、最終的に転職サイトに誘導されることがあります。

結局、仕事を辞めたいとか転職関係の相談は転職サイトにするのが一番というのが、いろんな人の見解なのかもしれないですね。

転職サイトをオススメする理由は、「客観的な意見が得られて、転職に前向きになれるし、適職も見つかってそのまま転職活動も始められる」というところ。

仕事を辞めたい相談をするとき求めたいものが大体あって、しかもそのまま転職活動できるというのが大きい魅力!

登録しちゃえばすぐ求人チェックできるし、メールを見るだけで求人集めになるから楽だし…。

最初は民間やNPOなどの相談窓口を使ったり、厚生労働省など公の相談所を使ってみたりするのもいいと思います。だけど、転職というのをより現実的に実感できる転職サイトを最終的に使ってみるのが、ミヤケン一押しの相談方法です。

友達には愚痴を、エージェントに相談を。

結局は、まあ役割ですねー。

仕事を辞めたい! と思ったとき、一人で抱え込まずに相談したほうがいいと思います。自分ひとりの意見に閉じこもらず、客観的な意見を複数獲得しましょう! 転職サイトを複数使うのもいいし、相談窓口と転職サイト両方を使うのもいい。なるべくたくさんの意見を得て、ネガティブなものもポジティブなものも全部受け止めよう。

その上で前向きに転職を考え始めたら、きっとなにか見えてくるものがあると思いますよ。