「え? また転勤?」

転勤が多い人のことを、転勤族と呼びますよね。職業柄転勤が多い人もいますし、特に転勤が多い会社に勤めたため転勤が多い人もいます。だけど、もう、転勤したくないですよねー。転勤なんて、転勤なんて!

転勤族を辞めたい…。

今回は、そんな悲哀に満ちた悩みをネット上に打ち明ける人の声をミヤケンが拾い、転勤族の転職について掘り下げてみたいと思います。

転勤族を続けると不幸になるの? どんなケースがあるのかを見てみよう

転勤族を辞めたいと言う人は、ネットを見ていると結構たくさんいるように感じました。

中には「転勤族を続けて不幸になった!」と嘆く人もいて、転勤族の悲哀がここにあるんだなあと、しみじみしちゃいましたねえ。そんな「不幸な転勤族」のケースをいくつか紹介しましょう。

妻がいる人は、夫婦ともに不幸になる

子どもはいないけど結婚している人は、年齢に関わらず結構多いはず。元々暮らしていた土地には奥さん友達がいただろうし、地域とのコミュニティも築いていたんだろうなあと思うんですよ。

転勤しちゃうと、それが全部パーになるじゃないですか。転勤族の妻は、人間関係と地域との関係が白紙に戻るのが一番辛いという声を、よく見ます。

また、「付いていくなら専業主婦?」というのも悩みの種なんですよね。

今は共働き夫婦が多いと思うけれど、夫の転勤に付いていくとなると、その度に奥さんは転職しないといけなくなります。だから専業主婦にならないといけないかなと思いながら、現実にはそれだけの余裕が無い…。

次第に、「私は、いったい何のためにここにいるんだろう?」という疑問が生まれます。最終的には、「夫の転勤にうんざり! なんとかしてよ」という怒りに変わり、夫婦仲にヒビが入るケースが結構多いみたいですよ。

転勤族の子供、という不幸と不運

ミヤケン的に一番納得したのが、転勤族の子供は不幸だよねという話。

大人になると、学生時代の友達という存在が何よりも貴重な存在になってきませんか? 高校時代の友人とか、小学校から続いている友人とか特に…。転勤族の子供として生まれると、そういう「学生時代の友人」という繋がりが薄くなるんですよね。

友達が出来た! と思ったら、転勤。

最初は「残念…だけどまた友達作ろう」と思ってくれるかもしれないけれど、それが何度か続くと、子どもは友達を作ることすら諦めてしまいます。転勤族の子供は、どこか「友人関係」に一歩引いてしまうんですよね。

そこから、人と距離を取る人に成長してしまう…。

子どもには、親の転勤による引っ越しはどうにもできない問題だからこそ、辛いところです。転勤族の子どもは不運だし不幸なんだなあと、勝手ながらに思ってしまいますね。

単身の転勤は寂しい!

妻子は居ない単身の転勤も、不幸になるケースがあるんですよ。

寂しい! という名前の不幸。

特に、地元就職していた人は転勤をするととても寂しがります。地元の友達と一緒に居られると思っていただろうし、地元の馴染んだ風景とかお店とかと離れずに済むと思っていただろうし…。

寂しいよね。

地元から都会に出てきた人も、都会に出ようと決意して頑張って就職したのに転勤となったら、なんだか寂しいし拍子抜けしちゃうよなあ…。単身者の転勤も、とても辛いものだと思います。

一人だから余計に、というのもありますよね。

転勤族はもう嫌だよ! どうしたらいいの?

転勤族は自分も周りも不幸になるんだ!

特に、家族・子どもがいる人は「転勤は、自分以外の人の人生を左右する行為」ということを肝に銘じておきましょう。ただ、だからと言って転勤が多いという会社の方針を変えるだけの力はありませんよね。

だから、妻子持ちの人は今すぐに上司に相談してみてください。

「妻子に迷惑をかけるから、もう転勤はしたくない!」と、正直な気持ちを打ち明けましょう。「次回、転勤を命じられたら、その時は辞めたりますよ!」と宣言したり、「転勤を伴わない異動なら受け入れますよ」「少しくらい残業はしますよ」と代わりの条件を出したりして交渉してみたらどうでしょうか?

特に、家族・子どもがいるなら今すぐ会社を辞めるわけにもいかない人も多いだろうから、相談は有効だと思います。

相談した上で、今度転勤を命じられたら、その時は本当に辞めましょうね。

ただ、若い転勤族には今すぐの転職をオススメします。

若いなら、まだまだ転職の可能性は広がっていますからね。転勤先に定着してもいいし、最初に就職した土地や地元に戻って転職をしてもいいと思います。勤務先も、職種も、職場も、結構選びやすいですよ。

選り好みしたとしても、若手を必要とする職場は結構ありますから。

とりあえず、ボクが言いたいことは「転職したいなら、早めに動き始めた方がいいよ」ということです。

上司に相談するにも、転勤を命じられる前に手を打たないとダメなので早めが良いでしょう。相談した後、転職サイトに登録するだけ登録して、転勤を命じられたら即・転職活動を始めるというのもいいかもしれませんねー。

転勤したくないから転職するというのは、当たり前の決断だと思います。人が生きるとき、「どこに住むか」「誰と付き合うか」がとても大事になるとミヤケンは思うんですよ。幸せな人生というのは、自分に合う土地に住み、自分と合う人と一緒に居られることなんじゃないかなあ。

転勤は、幸せな人生からどんどん離れること。

転勤族を辞めたいなら、早めの行動を!