こんにちは、成長とはなんだろうと、哲学的なことを考え始めたミヤケンです。

人は色々なシーンで「成長」という言葉を使うけれど、何をもって成長とするかはシーンごとに異なりますよねえ。

じゃあ、仕事において成長というのはどういうことをいうのかと考えることがあるんだけれど…同時に、成長できない原因みたいなものも考えます。

今、成長できないからと今の職場を辞めたいと考えている人も多いでしょう。

今回は、成長できない職場とはどういうところなのか、成長できる職場に転職するにはどうしたらいいのか? というところをネットでみんなの意見を集めながら考えてみました。

こんな職場は嫌だ! 成長できない職場の傾向を調べてみた

「成長できない」と語る人が多い職場はどういう特徴があるんだろう? と「私気になります」状態だったので、ちょっと調べてみました。

一概には言えない部分もあるけれど、総じて傾向をまとめるなら「人がクソ」「効率が悪い」の二通りがあるということです。

こんな人と一緒じゃ、成長できない

よく見るのが、「先輩が仕事を教えてくれない」「上司がいびるばかり」という声です。続く言葉が、「だから成長できないんだと思う」ということ。

ボク思うんですが、このケースは成長できないというよりも、『成長しようがない』と言ったほうがいいんじゃないかなあ。

仕事というのは、わからないことがあるものですよね。

新人のうちはもちろんそうだし、数年勤めていてもわからないことは出てきます。それを教えてくれる人がいるからこそ、人は学んで成長するんですよね。

また、失敗をしたときに次はどうしたら失敗しなくて済むのかを示してくれる人がいることも、成長には必要な要素だと思います。失敗したときいびるだけとか、怒鳴り散らすだけで解決策を与えないとか、そういうのはダメ。

「自分で考えろ」というのは正しいけれど、ヒントも無しに正解にたどり着くことが出来たら最初からミスなんてしていないわけですよ。「これはな、こういう感じでやるんだ。あとは自分で考えてみ。わからなかったら質問していいから」というのが、成長を促す上司の姿。

先輩・上司がクソだったら、成長なんて夢のまた夢だよねー。

効率が悪い! 成長する余地が無いよー

人がクソという意見と同じくらいよく見るのが、「効率が悪いから成長できない」という声。これは、仕事の成長とは何なのかということにも繋がっています。仕事の成長というのは「効率化」することが一つの要素としてあるんですよね。

それは皆も感じていることだから、効率が悪い職場だと成長できないという意見がたくさんあるわけで…。

たとえば、「うちの会社のやり方だから」と効率悪い方法を徹底させてきたり、「システム導入」に難色を示したり、会社全体が効率を下げていることは結構あります。それに反して効率化を提案できるのは成長したということだろうけど、その先がありません。

提案しても受け入れられなければ、実際に効率化のための提案が正しいのかがわからない。

だからと言って独断専行したら会社から疎まれてしまう。

人材が成長する職場というのは、ボクが思うに「各人が効率化を考え、実行できる職場」なんじゃないでしょうか。風通しがいい職場とも言いますね。

残業=成長が妨げられる の方程式を考えたい

残業がある職場は成長できない職場という話も、よく耳にするんですよ。

残業がたくさんあるということは、作業効率が悪いか、無茶な仕事量があるかのどちらかだと思います。作業効率を上げることが成長の一要因だと語ったから、その理屈だと残業は成長を妨げるとも言えるんだけど…。

たくさん仕事をこなせるから成長するとも言えなくはありませんよね。

ただ、「長時間の残業」に疲弊した状態で仕事量をこなしても、知識や経験として吸収する余裕はないんじゃないかという懸念があります。

一体どの意見が正しいんだろう? よくわからなくなったので、ボクは考えました。

残業の程度によるんじゃないかと。

たとえば、終電間際とか廃人化するほど残業するとかだと、知識と経験の吸収効率が悪いと思います。

人の記憶は睡眠によって整理・定着するから、睡眠時間が短いと非効率的。だったら、1日1時間から2時間くらいだったらどうなんだろう。

「残業したい・したくない」というのは人それぞれあるかもしれませんが、そのくらいなら体力的に余裕があるという人も結構います。それなら、月40時間未満の残業なら成長を促進するとも言えるかもしれません。

だから、仕事の成長という観点だけで語るなら、残業=悪とも言い切れないところがあるんじゃないかなあ。

もちろん、あまり残業したくないですけどね。

成長できない職場を辞めたいなら、こういう職場に転職だ!

風通しがいい職場を探しましょう!

結局、風通しのよさというのが成長を促進してくれるんだと思います。風通しのいい職場というのは、意見がしやすいということです。自分のアイデアを語りやすいということは、自ら考えて発言・行動する機会が増えるということ。

漫然と指示されたことをこなすだけよりも、自分から考えることが多いほうが成長できますよね。

それに、風通しのいい職場だと効率化もどんどん行うでしょう。

また、風通しのよさというのは職場の人間が作り上げる雰囲気に過ぎません。その割には、口コミサイトに「風通しのよさ」という項目があるほど重要な項目なんですけどねえ。実際は、そこで働く人間次第。

風通しのいい職場を追い求めることで、クソ上司の下に飛び込んでしまう可能性を減らせるんじゃないかなあと思います。

ただ、一番いいのは「風通しがよく、残業がある程度個人の裁量にゆだねられている職場」だと思うんです。「絶対残業をするな」とも「残業しろ」とも違い、柔軟に残業を決められる職場。

適度に残業をすることが成長を促すというなら、そういう職場がいいじゃないですか。

強制されることより、自分から進んでやることの方が覚えやすいですしね。「もう少し頑張りたいから残業しよう」が適度に許されるなら、成長しやすいと思います。

次は、「そういう職場をどうやって見つけるの?」ということが問題になるんだけど、それは転職サイトを使うと解決するんじゃないでしょうか? 転職サイトを使うと、こちらの希望を叶えられる求人を紹介してくれます。

風通しがいい、残業を強制されない職場とリクエストしましょう。

成長できない職場を、避けることができますよ。

成長とはなんだろうという問いの答え、ひとつは「効率化を実現すること」と紹介しましたが、もうひとつあります。

「質の高い経験の量が増えること」です。

質の高い経験というのは、自分から積極的に考え行動した経験のことだとミヤケンは思います。

だから、今の職場は成長できないから辞めたいと思うんだったら、風通しがよく残業が個人の裁量にゆだねられている職場に転職しましょう。