銀行は、一般職にもノルマがある特殊な業界ですよね。新卒からずっと銀行員をしている人は「特殊だ」とは感じないかもしれませんが、違う業界から眺めると「変わってるよなあ」と感じます。だって、事務系メインの一般職は普通ノルマとかありませんからー!

銀行員(一般職)をノルマが理由で辞めたいという人にとっては、朗報だと思います。

もちろん、ノルマ以外を理由にして辞めたいと考えている人も多いでしょう。今回は、そんな銀行員一般職を辞めたい人に転職先のオススメや転職する際のポイントなどを紹介しますよ。

銀行員一般職をノルマが理由で辞めたい人へ

総合職は営業メイン、一般職は受付と事務仕事がありますよね。銀行で事務仕事をしながら受付をし、受付をしているときには隙あらば商品をオススメしなきゃあいけません。正直、とてもとても忙しいと思います。窓口だけで仕事は多いし、後方事務もお金を扱う仕事だから大変だし…。

何よりも、受付のときに「一般職なのに販売ノルマがある」というのがつらいと感じている人が多いんじゃないかなあ。

窓口・後方事務として入行したのに、受付をするときにクレジットカードやネットバンキングなどの契約件数目標をこなさなきゃあいけない! ほかにも保険商品・投資運用系の商品紹介などもしなくちゃダメだから、考えることがあまりに多すぎます。

ただ、受付や事務の仕事でノルマがある業界はほかになかなかありません。

実際、「一般職 ノルマ」で調べてみると、銀行の話ばかり出てきます。

だから、ノルマから解放されたい人は、ほかの業界の事務職や受付に転職することで不満解消できるんです。このとき気をつけてほしいのが、受付と事務は別々になっている業界・会社が多いということ。受付業務をメインに据えるか、事務作業をメインに据えるかをじっくりと考えましょう。

女性が多い人間関係に悩まされる人も多い

一般職はどこも女性が多いけれど、最近は少しずつ男性の一般職も増えてきました。ただ、それは事務職などに限った話で、受付の仕事はどうしても女性が多いんですよね。銀行は受付と事務を兼ねるため、ほかの業界に比べても一般職の女性が占める割合は飛びぬけて高いと言えるんじゃないかなあ。

女性ばかりの人間関係は、どうしてもギスギスすることがありますよね。とても仲良く和気藹々としているか、ギスギスしているかの二極化しやすいとも言えるかもしれません。

たとえば、「未婚のお局さんが既婚の年下に嫌味を言っている」とか、「派閥が生まれて大奥並みのドロドロとした人間関係になった」とか…。特に不倫話といじめ話・裏切り裏切られの話は、銀行関係だとよく聞きますね。

女性が多い人間関係がつらいと感じているのなら、一般事務で男女比率を調べるか、今とは逆に女性の割合が低めの職種に転職するかのどちらかがオススメです!

女性の割合が比較的低いというかちょうどいいのは、営業職だと思います。営業職は男性も女性も両方多くて、男性社会にも女性社会にもなりにくいです。男性の割合が特に高いところは体育会系化していることが多いけれど、これも男女比を調べると解決しますね。

男女比を調べるなら、転職サイトを使って質問してみるといいでしょう。

「この求人、男女比どれくらいなんでしょうか?」と聞けば、わかる範囲で答えてくれますから。

一般事務への転職を前提としているけど、転職しやすいの?

一般事務は、営業と比べて求人が少ないこと以外は、銀行一般職から転職しやすいです。というのも、銀行一般職経験者は会社からの評価が高い傾向があるんですよねー。

銀行ほど、事務作業に細かい正確性が要求される会社はなかなかありません。お金を扱う仕事だから神経質になり、一般事務よりもカッチリしっかりとした仕事をしてくれるという信頼感があります。

また、受付業務も経験しているため愛想がいいです。

ボクが客として利用したときも思ったんだけれど、本当に銀行の人は愛想がいい。下手したら、飲み屋のお姉さんより愛想がいいかもしれません。高すぎず低すぎない柔らかめの声音に、しっとりとした言葉遣い…金融商品という難しい説明をされているはずなのに、どうしてか癒されてしまうんです。

企業の人事部や経営者は、とにかく愛想がいい人が好きですからねー。

愛想のよさというのは、仕事ができるかどうかをある程度象徴するものだとミヤケンは思っています。愛想がいい人は柔軟性が高そうだし、指示をしっかり聞いてくれているだろうなあという安心感があるからね。愛想が悪い人は、逆に頭が固そうで指示もあまり聞いてくれなさそうな感じがしちゃいます。

だから、銀行員(一般職)は、一般事務にも受付にも需要が高いです!

求人の少なさだけカバーしたら、転職は思ったよりも簡単ですよ。

経理や財務もいいよーと言いたいミヤケン

銀行の事務の仕事は、お金が絡みます。

お金が絡む事務と言えば…経理事務がありますよね。経理事務は一般事務と比べると、「簿記の知識」「高い正確性」が要求されるから難しいです。その分給料も一般事務より高くなるし、やりがいも大きいと思います。

「銀行一般職の正確性もとめられる部分がキツイよー!」という人にはオススメできないけれど、「とにかく仕事の経験を活かして転職したいなあ」と考えている人にはオススメですよ! 簿記2級から1級程度の資格がないと厳しいというデメリットは、ありますけどね。

また、財務もいいと思います。人によっては、「銀行経験者には、経理より財務のほうがいい」という意見もあるんです。

財務の仕事は銀行融資は株式発行などなどの資金調達と、予算管理・資金の運用なんですよ。考えてみると、銀行の知識分野と一番近い仕事なのかもしれませんね。銀行の一般職としての知識を最大限活かそうと思ったら、経理より財務のほうが需要は大きく転職は楽なんだと思います。

変なノルマもないし、知識を活かして必要とされる職場で働けるし、「辞めてよかったなあ」と実感するんじゃあないでしょうか。

銀行員(一般職)を辞めたいのなら、「ノルマが無い仕事・職場がいい」のか「男女比がちょうどいいところがいい」のか「知識経験を活かしたい」のか、自分の転職に対する意識を固めておきましょう。

転職先はそれぞれの意識を実現するところの中から、比較的転職難易度が低いところがオススメです。

ただ、基本的にほかの業界の一般事務に転職したら解決することが多いんですよね。経験を活かすならほかにも経理や財務がありますが、どちらにしても一般職系統の仕事がオススメ。

あとは求人の少なさなどをカバーするため、転職サイトを使いましょう!