銀行に入行して5年目というと、仕事を覚えて知識も定着して周囲にも器量実力が認められるような時期ですよね。もちろん、仕事が向いていなくて「仕事できないよー」と悩んでいる人も多いんじゃないかなあと思います。

どちらにしても、仕事を辞めたいと思い始める人が増える時期でもあるんですよ。キリがいいし、そろそろこの仕事・業界での自分の立ち居地がわかってきて、将来の自分の姿すら見えてくるようになります。

5年目で銀行を辞めたい銀行員は、転職するなら今! 今回はミヤケンが「仕事5年目を迎えた銀行員に伝えたいこと」を伝えたいままに、伝えます!

転職時期を逃すとどうなるかを考えよう!

入社5年目というキリがいい今、この時期を逃すとどうなるかを考えてみませんか? 順当に大学を卒業して入行したとしても、アラウンドサーティですから。今の時期を逃すとどうなるか、ミヤケンから言うまでもないと思うけれど、言いましょう。

転職が、どんどん難しくなります。

当たり前のことなんだけれど、転職って年齢を重ねると難しくなるんですよ。一番転職しやすいのが、20代のうち。30歳に突入したとたんに転職の難易度がグンッと上がり、30代後半になるとググンッと上がります。40代以降だと、ググングン! みたいな感じですね。

だから、銀行を辞めたい気持ちが強いなら、今を逃すと大変なことになると思います。

もちろん、今を逃しても転職が不可能なわけじゃあないけれど、どうせなら転職しやすい年齢のうちに転職したほうがいいんじゃないかなあ。どっちみち、銀行の仕事をこれから先ずっと続けてはいられないでしょう?

5年目なら経験も豊富になって知識も定着し、銀行員の強みを活かした転職がしやすいです。銀行のキャリアを活かさなくても、銀行員というのは「まじめそう」「能力が高そう」と印象がいいから、まだ若い今なら未経験業界も狙えます。

まずは、「転職するなら、今がベスト!」という気持ちを作ることが大切だと思いますよ。

ほかにやりたい仕事ができたという人に伝えたいこと

銀行員5年目になると、今の仕事が自分のやりたいことではないということに気づく人も多いです。なんとなく先も見えてくるからこそ、将来のことを考えると「今の仕事を続けるより、他にやりたい仕事があるような気がしてくる」んですよね。

もし、「これがやりたい!」という仕事があるなら、転職の難易度などを気にしないでその仕事に就くようにしましょう。さっき語ったように、銀行員は未経験業界・職種からの印象もよく、勤勉な姿勢を示すことでさらに転職を簡単にすることができます。

決して楽なことじゃあないだろうけれど、比較的楽にできるから、挑戦しない手はないよ。

ただ、「今の仕事じゃないんだよなあ、やりたいことは」と感じていても、やりたいことが何かを見つけられていない人も多いと思います。

それなら、じっくりと見つけましょう。

在職しながら転職サイトを使って適職診断をしてもらうのもいいと思うし、自分でいろいろな業界と職種を調べて興味が惹かれるものを探してもいいと思う。「やりたい仕事」って、仕事を続ける条件としてはとてもいいとミヤケンは思うから。

多少人に迷惑をかけてでも、甘えてでも、じっくり時間をかけて探したほうがいいですよ。

今は節目、周囲の人も納得してくれるでしょう。

やりたい仕事を探すか、今のキャリアを使うかの二択がオススメ

総合職の人も一般職の人も関係なく、銀行員5年目で仕事を辞めたいなら、「やりたい仕事を探す」「今のキャリアを使う」の二択をオススメします。

悩みを解消するために転職をする人がほとんどだと思うんだけれど、銀行員を辞めたい人は「銀行自体が嫌」という人が多いように感じるんです。「今の仕事内容とか金融の仕事は嫌じゃないけど」という感じだから、金融の知識を活かせる仕事に転職する人が多いんじゃないかなあ。

もちろん、中にはほかに強い悩みを持っている人もいると思います。

そういう人も含めて、悩み解消に始終するよりも、前向きに捉えて転職したほうがいいとボクは伝えたいんです。悩み解消に始終すると、どうしても「まったく別の業界・まったく別の仕事」を選ぶ必要が出てきます。

それって、これだけ積み重ねてきた知識とキャリアを、ふいにすることになるんじゃないかなあ。

もちろん、「やりたいことがある」というのなら一度キャリアをまっさらにする価値はあると思うんです。だから、「やりたい仕事を探すこと」を選択肢に含めるのはオススメしたいんですよ。

だけど、「悩みを解消するため」というだけだと、なんだか割に合わないように感じちゃいます。今のキャリアを使って転職したとしても、職場選びをして悩みを解消する道はあるんです。だから、職種選びは「やりたいことを探す」か「今のキャリアを使う」かの二択になるんだよね。

今のキャリアを使うなら、たとえば総合職だと金融コンサル会社に転職するとか、財務の仕事をするとか、保険・不動産なども金融知識を使うから選択肢に入るかな。一般職なら財務以外にも保険査定事務とか、不動産のカウンター販売とか、今の仕事を活かす道があります。

銀行員としての経験と知識を使う仕事と絞ったとしても、結構幅が広いんだから、何も捨てることはありませんよねー。

銀行員5年目ともなると、転職の選択肢はかなり広がります。金融知識と経験を活かすにしても、コンサルティングなど高い次元で活かせるだろうし、事務経験営業経験もそうですよね。それに、5年目というのは「本当にやりたいことを探す」節目にしてもいい時期です。ミヤケンとしては、5年目の人は銀行を辞めたいなら躊躇することはないと思います。

本当にやりたいことはあるかを考えたり、今のキャリアを活かす道を考えたり、じっくりと転職を考えてみましょう。