結構キツかった最初の年が…お試し期間だったなんて!

どの仕事もある程度そうなんだけれど、最初の年はまだお試し期間みたいなものなんですよね。本格的に仕事がしんどくなるのは2年目からで、「キツいけど、どうにか1年目を乗り越えたよ!」と思ったら本格始動の洗礼が待っているという…。

銀行員 2年目からが ノルマ地獄 byミヤケン。

2年目にして「もう限界だー!」と、銀行員を辞めたい気持ちがふつふつと沸いてきたみなさんに、元営業マンのボクなりの転職アドバイスをプレゼントしたいと思います。

2年目以降、これからどんどんノルマは膨らむよ

ノルマは増えるよ、どこまでも。

銀行員初年度にもノルマがあるんだけれど、少なめなんですよね。それでもほかの業界より多いんだけれど、たとえるならそうね「大盛りを売りにした定食屋さんのごはん小サイズ」みたいな感じかなあ。そこから年々、普通サイズ・中・大・特大・チャレンジメニューと続いていくわけです。

2年目の今は、大盛り定食屋さんの普通サイズくらいのノルマ! 大盛りをカッ食らって満腹になりたいという人以外にとって、「十分多いよ!」って言いたくなるレベルです。

だから、2年目になって「銀行員辞めたい」という思いが膨らんでくるんですよ。しかも、2年目とかそんなに給料伸びないじゃないですか。

ただ、ここからノルマが落ち着いてくることを期待しちゃあいけませんよ? 3年目・4年目と、どんどんノルマが多くなっていくんです。大盛り定食屋さんのご飯の量みたいに、際限ないんじゃあないかというくらいに盛りに盛られます。

だって、年数を重ねるごとに「期待値」は上がりますからね。「経験を積んだんだから、これくらいはいけるだろう」と。「大盛りを食べきったんだから、特盛りくらいいけるだろう」と。

だから、ノルマがキツくなってきて辞めたいと思ったんなら、今が辞め時です。これ以上キツくなって、辞めるという選択肢を真剣に考えられることができなくなるくらい忙しくなる前に、辞めちゃいませんか?

整理することが、2年目銀行員の転職を成功に導く!

転職するときには、何年目の人でも「自分にできることは何か」が大切になります。それだけじゃあなく、自分自身の給与はどれくらいが適切なのかとか、自分のやりたいことは何かとか、そういうものを整理するのも大切です。転職を少しでも考えているのなら、ここで一度整理してみましょう。

自分にはなにができる?

1年目のころ、転職のときに使える「強み」と言えば、優れたビジネスマナーを身に着けたことと事務処理能力と人柄イメージくらいのものだったと思います。それが、2年目にもなってくると、以前に比べて自分にできることが増えてきたんじゃないかな。

たとえば、総合職・一般職問わず、金融商品の知識が付いたと言えると思います。5年目の人と比べると金融全般の知識は薄いかもしれないけれど、自分の銀行の金融商品の知識くらいはあるでしょう。それに、金融の仕組みや保険のシステムなどを少なからず理解し始めてきていると思います。

人によっては「営業活動で成果をあげた」と言えることもあるでしょうし、「営業で物怖じしなくなった」と言えることもあるでしょう。

自分にできることが何かというのは、そのまま自分の転職市場価値になります。できることが多いほど、できることの質が高いほど、転職市場価値はググングンと上がるんです!

2年目はまだまだ金融業界のひよっこだけれど、それでも去年に比べてランクアップした部分はありますよね。

自分で、自分にできることを整理してみましょう。

自分の値段を決めよう

今、自分がもらっている給料というのは自分の価値そのものだとは言い切れません。特に、2年目はまだ「成果をあげても給料が上がりづらい」段階だと思います。だから、今もらっている給料というのは「銀行側が2年目の人材全員にとって、適切だと思った給料」なんです。それは、「この銀行に勤める2年目社員の価値」と言えます。

だけど、転職するとき大切なのは「その人個人の価値」なんです!

もちろん、それを考える基準として今の給料を使うんですけどね。

今、自分がもらっている給料を見て、自分にできることと照らし合わせてみてください。自分のスキルに見合った給料かどうか、それが高いのか低いのか、自分なりに考えましょう。考えた結果「高いな」と思ったら、あなたの値段はそれよりも低くなり、「低いなあ」と感じたら、それよりも高くなります。

また、転職サイトを使って「今の年齢の相場」を知ることも大切ですね。

今の給料と自分のスキルとを比べたときの給料の大小と、相場とを照らし合わせると、自然と自分の値段が決まってきます。

その値段が、転職活動で基準にするべき「給料のライン」です。

銀行員を辞めたい気持ちが先行してない? やりたいことを考えなきゃあ失敗するよ

銀行員みたいなノルマの多いストレスのたまる仕事を辞めたいと思う人って、「次何がしたいか」よりも「銀行員を辞めたい」気持ちのほうが先行していることが多いんですよ。少なくとも、ミヤケンはいろんな人と出会ったりSNSを使ったりする中で、そう感じています。

だけれどね、やりたいことをしっかり考えないと、また転職しちゃうと思うんだ。

総合職の人に質問です! 営業関係の仕事を続けたいですか? それとも企画職など違う総合職がしてみたい? 一般職に転職したり、技術職なんかもいいなあと思っている?

一般職の人に質問です! 次も事務系の仕事で考えている? それとも、逆に営業がしてみたいのかな。

今すぐ「やりたい仕事」が答えられないんだったら、いろいろな仕事を調べてみてください。調べているうちに興味がわいてくるものもあると思います。興味がわいたものは、さらに詳しく調べましょう。

詳しく調べると、その仕事の特徴が見えてきますよね。ノルマの有無とか平均残業時間とか、その職種特有の悩みなんかもわかります。それらを知っても、なお興味が失せずに「やりたいなあ」と思えるのなら、その仕事があなたの悩みを解消できる仕事です。

やりたいことと、自分にできることを照らし合わせる

自分にできることと、次にやりたいことで求められるスキルが一致しているものが一番いい転職先です。求められるスキルと自分のスキルが一致しているから、仕事できるようになるのに時間はかからないし、給料も自然と上がっていきます。

それに、仕事として「これがしたい」と思っていることをしていると、多少の悩みなら問題外になるんですよ。仕事できるようになって給料もしっかりもらえる上に、悩みも減るというのだから、天職と言えるかもしれません。

銀行というある意味の「安定」を捨てるんだったら、天職を見つけないと割に合わないと思うんです。

だから、見つけよう、天職を!

1年目と違って、2年目銀行員はやれることが増えてきています。金融知識をバリバリに活かして…という方向の転職はまだ考えにくいけれど、自分にやれることとやりたいこととを照らし合わせて、天職を見つけることはできると思うんです。1年目だと、転職で天職を見つけることすらも難しいことがあります。これは2年目からの特典!

これ以上悩みが膨らまないうちに、転職しよう。