Q「給料が上がらないからという理由で、辞めるのはアリなんですか?」
A「アリどころか、正当な理由ですよー!」

給料というのは、上がって当然なんです。上がらないというのは、何かおかしいということだと思うんですよね。何がおかしいのかというところは、色々なケースがあります。

給料が上がらない理由と、それを改めるためにはどうしたらいいか、給料の問題については考えることがたくさんあるんです!

今回は、「給料が上がらない問題」の原因と、全力で転職先を見極めるためのポイントを紹介しましょう。

給料が上がらない! その理由はどこにある?

給料が上がらないのは異常な状態。ケースによって原因はいろいろあるけれど、大きな原因として会社のシステムがおかしいか、会社が自分に合わないかのどちらかに収束していきます。それを記憶の片隅にちょこんと置きながら、一緒に原因を探っていきましょう。

昇給制度が貧弱ゥ! な会社かもしれない

会社によって昇給制度が微妙に違ってくるんだけど、普通は「定期昇給」として毎年少しずつでも給料が上がります。それに加えて「会社への貢献度」などの人事評価があり、人によって昇給の幅が大きくなったり小さくなったりするものです。逆に、会社に損害を与えると減給して罰するというのが、健全な会社のシステムなんですよね。

だけど、そのシステムが貧弱な会社もあります。

定期昇給が皆無な会社もあるし、周りの人よりたくさん貢献しても周りの人と同程度にしか昇給しないような会社もあるんです。「貧弱! 貧弱ゥ!」と文句を言いたいけれど、その会社は社長の頭のねじが飛んでいるか、景気が悪い会社かのどちらかだと思います。

残念なことに、文句を言っても仕方がない、今の職場だと変化が望めないというのが現実です。

会社に嫌われたのでは?

会社という組織も、所詮は人の集まりに過ぎないんだなあ…。会社の人に嫌われて、給料が上がらないということが結構あるんですよね。

文句のひとつも言わずに働いていても、嫌われてしまえば「手抜きだ」と会社から言いたい放題にされちゃうんです。そしてたいした給料も支払われないという状態になり、挙句には「給料泥棒!」と呼ばれてしまうこともあります。

給料泥棒というのは、仕事で成果を上げない人に言われることもあるんだけれど、嫌いな人に「早く辞めろ!」と遠まわしに伝えるためにも言われるんだよね。

仕事ができない人が嫌われるのは、まだわかります。嫌われる理由も自覚して、直そうと努力もできるでしょう。

だけど、訳もわからず嫌われることがあるのが人間関係というものです。嫌われて評価が下がって給料が上がらないということを自覚するのは難しいけれど、少しでも嫌われてるような実感がある人は、転職しか選択肢がないんじゃないかなあ。

成果が上がらないと給料も上がらない… では、どうして成果が出ないのか?

昇給の度合いは、その人が人材としてどう評価されているかによって変わってきます。上司に好かれることも大事だけど、やっぱり一番大事なのは仕事で成果を上げることですよね。給料が上がらない原因は、成果が上がらないからという可能性は高いと思います。

じゃあ、どうして成果が出ないんでしょう?

単純に努力不足だとか、集中できていないとか、職場の人間関係が合わないとか色々あるでしょう。

もしも努力をしているのに成果が出ないとしたら、仕事が自分に合っていない可能性が高いんじゃないかなあ。「何故か努力ができない」という人もいると思うけど、それはそもそも興味ない仕事をしているからだとミヤケンは思います。

結局、そういう根本のところに考えが至るんじゃないでしょうか。

給料が上がらない原因はいろいろあるけど、解決法はひとつ

自分ができる範囲の努力をしていて、給料が上がらないと嘆いていると前提に話を進めますね。そうしたら、原因はいろいろあるにしても解決する方法はひとつしかありません。

もし今の仕事に興味があるのに努力が足りないのなら、「今の仕事でさらに努力する」ということも考えられるだろうけど…。

それ以外の人には、転職を勧めたいです!

給料が上がらない原因はいろいろあるけれど、解決方法は転職くらいしかないんですよ。だって、給料が上がらない原因は結局「会社のシステムがおかしい」か「会社・仕事が自分に合わないか」に収束するんだもの。

だったら、転職するしかないじゃないか!

給料が上がらないから辞める! 転職するときのポイントは?

給料が上がらないから仕事を辞めるのは、当然の権利だと思います。それに、転職するくらいしか根本から解決する方法はないんだから、四の五のと言っていられませんよね。だけど、これから紹介する転職のポイントだけはしっかりと抑えておきましょう。

昇給システムや年収はしっかり確認しておくこと

昇給が無い会社は、求人をしっかり確認するとある程度ふるい落とせます。いろいろな求人を見てみると、「昇給あり」とか「昇進あり」とか書いていないものがあるんです。昇給や昇進をしっかりするというのは企業にとってアピールポイントになるから、普通は書きます。

だけど、昇給しないような会社は下手に「ありますよー」なんて書けないから、書かないんです。「昇給なし」とも書けませんしねー…。

また、その会社の業績を調べると昇給ありの信憑性がわかります。その会社の平均年収を見てみたり、業績が上がっているのか下がっているのかを調べたりしておきましょう。業績が上がっている会社は、しっかり昇給する可能性が高いですからね。

それだけ余裕があるということだから。逆に言うと、業績が悪化の一途をたどっている会社は昇給させる余裕が無いから、昇給制度が機能しなくなっています。

転職先選びのポイントを箇条書きで紹介してみた

  • 興味がある業界・仕事を選ぼう
  • 社風を調べ、性格的に合わない会社を避けよう
  • 業績を調べて、儲かってる会社を選ぼう
  • 面接のとき、定期昇給があるかを調べよう

給料が上がらない原因をひっくり返すような転職先選びと、昇給制度がしっかり機能しているかどうかを見極めることが大事ということです。ただ、以上のポイント全部を自分ひとりだけで調査するのは難しいと思います。社風は求人に書かれていないし、業績を調べるのも大きな会社じゃあないと難しいんですよね。

だから、転職サイトを使いましょう!

転職サイトの担当者と一緒に自分に合う仕事と会社を選んで、業績を担当者に調べてもらってみてください。給料を上げたいという意図を伝えたら、担当者は喜んで力を貸してくれると思いますよ。「プロの力、お借りします!」と、転職サイトの力とあなたの自己分析とをフュージョンアップしたら、昇給しやすい環境に移れるはずです!

また、定期昇給が機能しているかどうかを調べるために、面接のときの質問は忘れないようにしましょう。

Q「昇給はありますか?」「どれくらいのペースで昇給されてますか?」
A「個々の努力次第、ですかね…」「上がる人もいますよー」

そういう受け答えだったら、「その会社は定期昇給が機能していない」という証拠になります。それが機能している会社なら、お茶を濁すようなことはしないで「だいたい皆さん、毎年昇給してますよ」と答えてくれるはずですからね。

どうしても聞きにくいなら、転職サイトさんに質問を任せるのもアリです。

給料が上がらないから仕事を辞める? とてもいいじゃないですか! 給料が上がらないと、仕事のモチベーションが下がって成果も上げづらくなるし、いいことがありません。

自分に原因があるにしても、会社に原因があるにしても、転職をして環境を変えたり定期昇給機能が生きている会社に移ったりすることは効果大ですよ!

逆に、転職しないと一生昇給しないかもしれません。

早急な対応を!