「仕事を辞めたいけど、理由がないんですよー」と語る人、結構います。
理由がないから、転職をするにも「どういう仕事をすればいいか」「どういう職場にすればいいか」がわからないから足踏みするんですよね。転職を成功させるためには指標が必要で、それがなければ広大な海を目標もコンパスもなく進むようなよくわからないことになってしまいます。
それでも仕事を辞めたい! 今回はそんなあなたのために、ミヤケン的な「仕事を辞める理由に対する考え方」を紹介しましょう。
理由がない? 自覚していないだけかもしれないですよ
感情には全て理由があり、まったく何の理由もない感情なんてありません。
仕事を辞めたいという感情にも、必ず理由があるんです。「理由がない」という人は、ただ、それがハッキリしないだけだったり、自覚していないだけだったりするんだとミヤケンは思います。辞めたい理由を自覚する方法は、「人の退職理由に共感する」ことと「自分の今の不満を洗い出す」ことの二つです。
まずは、よくある退職理由から共感できるものを探してみましょう。
- 給料が安い
- 人間関係
- 残業が多い
- 残業代が出ない
- 仕事内容がどうしても合わない
人間関係というのは本当によくある理由なんです。なんだかわからないけど職場の人たちに嫌われちゃったとか、人間関係うまくいかない人は多いから。会社って言っても所詮は人の集合体だから、合理的なことばかりじゃあなくて、どうしてもトラブルがあるものですよね。ほかにも給料問題・残業問題など、社会にはうんざりすることばかりだなあ。
仕事を辞めたいけど理由がないと感じる人は、それらの困った状況がないかどうかを今一度考えてみてください。
「ある!」という人は、それが仕事を辞めたい理由だと思います。それを指標に転職活動をすれば、転職を成功させることができるはず!
「ない!」という人は、とにかく自分が今の仕事や会社に抱いている不満を紙に書き出してみましょう。小さなものから大きなものまで、何でもいいんです。その不満の中から「これは特に嫌だなあ」と感じるものを選び、それを転職活動の指標にしちゃいましょう。
ただ、中には「大きな理由がない」「どうしてもハッキリしない」という人もいます。
何をどうしても辞めたい理由がハッキリしない理由と、その対処法を紹介しましょう。
辞めたい理由がハッキリしない理由と対処法
仕事を辞めたい理由がイマイチハッキリしない理由、色々あるんだけれども、ミヤケンが一番「これじゃない?」と思うのが「小さなストレスが重なりすぎている」ということです。
何かひとつ大きな仕事の不満がバーンッてあると、すごくわかりやすいんですよ。「もう嫌だ! 人間関係クソ! とか残業したくなーい!」とかね。他の小さなストレスが見えなくなるくらい、心の中を全部その大きな不満が支配します。
それが無くて小さなストレスが積み重なると、わけがわからなくなるんです。
あまりに積み重なりすぎて自覚するのが難しい上に、自覚したとしても「そんなことで?」と思っちゃって辞めたい原因とは思わないんですよね。
小さなストレスひとつひとつは別に大したことないんだけれども、それが積み重なっている状況自体に「辞めたい」と感じているんです。大切なのは「小さなストレスを掘り起こすこと」じゃないかなあ。どんなストレスを抱えているかを掘り起こし、それを解決する方法を探るんです。
転職せず解決できることもあるだろうし、とりあえずひとつひとつ解決策を探りましょう。
それで転職しないとダメだと思ったら、転職したらいいんです。
まずは様子を見るのもアリだよ!
辞めたい理由がないというのは、自覚していないか、小さなストレスが重なっていてわからなくなっているかのどちらかのケースです。自覚する方法と、小さなストレスから転職活動の指標を見つける方法を紹介しました。中には「本当に辞めるべきかわからなくなった」という人も、いると思います。特に小さいストレスの積み重ねのケースに当てはまる人は、「これくらいのことで」と感じちゃうかもしれません。
まずは、様子を見るのもアリだと思います。
転職サイトに登録して「こういう理由でもいいのかな?」とか「辞めたい理由がハッキリしないんだ」とか、相談してみましょうよ。新着求人を集めながら、「こういう求人良さそうだなあ」という求人にめぐり合うのを待つのもいいと思います。辞めたい理由がわからなくても、転職したい理由が見つかる可能性があるから!
そう、そうだよ…!
求人を見て、「これ今の会社より良さそうじゃないか」と思ったら、それが転職活動の指標になるじゃないか。
だから、対処法を試してもダメなら、様子を見ましょう。目からうろこが落ちる瞬間を期待しながら。
転職をした人みんなが、ハッキリとした理由を掲げているわけではありません。もちろん、大小関係なく「今の仕事・会社のここにストレスが溜まる」と誰もが感じて転職するものです。理由がないという人は小さすぎて見えなくなっている可能性もありますし、それを見つけることはできます。
だけど、どうしても見つからなかったとしても、「転職する理由」を見つけたらいいんです。
「他にいい会社があるから」というのも、立派な転職理由ですよ。