質問「仕事をすぐに辞めるのは甘えなの?」
答え「甘え…かもしれないねー」

ミヤケンなら、そう答えます。

アレコレ語る前に「すぐ辞める」の定義を決めておきましょう。「数日から半年以内に辞める」ことを「すぐ辞める」と定義したら、甘えの可能性も出てくるんです。

だけど、甘えているかどうかをボクから断言することはできません。

甘えみたいなマイナスなことかもしれないし、甘えじゃないプラスのことかもしれない。

今回は、プラス思考で辞めるためにどう考え、どう行動したらいいのかということを語りたいと思います。

君は甘えているのか? いやいや、プラスに考えようよ

仕事をすぐに辞めるとき、自信を無くしたり自己嫌悪に陥ったりする人が多いです。だけど、すぐ辞めるという決断をしたということは何か理由があるはず。本当に甘えかどうかは、自分の胸に聞けばわかると思います。理由が曖昧とか、特に無いとかね。

だから、「こういう人は甘えているかも!」というのは、ことさらに語らないけど、もう少しプラスに考えてもいいんじゃないかなあ…。

逆に考えるんだ…

甘えているのは、会社の方だと。

仕事を明日辞めるというのは通じないし甘えているかもしれないけれど、退職2週間以上前から退職願・退職届を出した人間に『甘えている!』と言って引き止めるのは、逆に会社が社員に甘えているんじゃないか。

そういう考え方をしている人が、結構たくさんいるんですよ。

画期的な考え方だと思います。

確かに、法的に問題ないなら「甘え」とか会社側には言われたくありませんよね。会社に「甘えだよ」と引き止められている人がいたら、この言葉はとても救いになるんじゃないかなあ。そうだよ、会社も社員に甘えているんだよ。

だから、君だけが甘えているわけじゃない。

もう少し前向きに転職を考えてもいいと思います。

甘えを受け入れることも大事なのかもしれない

「甘えは確かにある」と認めながらも、仕方がないと受け入れることが大事だと思います。こういう人は甘えているとはミヤケンは語らないけれど、自分の胸に手を当てて「甘えだなあ」と感じた人も多いでしょう。

だったら、仕事を辞めるのをやめるべきか?

それは違うと思います。

甘えているとしても、仕事を辞めたいという気持ちは本心ですよね。そのまま仕事を続けると、甘えがずっと自分の中に残ります。仕事を辞めたいという中途半端な気持ちや、甘えているような気持ちを引きずって仕事をすることが一番最悪な甘えなのでは?

むしろ、自分の甘えを受け入れて転職をし、甘えた考えをなおそうと考える方がいい。

だから、甘えを自覚した人はそれすらもプラスに捉えましょう。次のステップを、踏み出せる機会を得たんだから。自分の甘えを克服する機会に、気づけたんだから。

「気づき」を褒めるべきだとミヤケン思う

仕事をすぐ辞める判断をしたということは、理由があると思うんですよ。

たとえば、「この仕事は自分に合っていない」とか「上司がクソ」とか「求人票の内容と実際が違った」とかねえ。この三つは特によくある理由だと思います。それらの気づきをした人に対して、甘えというのは酷じゃないかい?

自分が悪いわけじゃないじゃないか!

辞めたい理由が生まれてしまったことは、仕方がないことだと思います。クソ上司が理由だとしたら、「運が悪い」「上司の性格が悪い」としか言いようがありませんよね。求人票の内容に騙されたというのも、会社が悪いとしか言えないわけです。

だから、甘えだと考えなくてもいいと思います。

それよりも、早くその辞めたい理由に気づけた自分を褒めるべきです。

確かに、職場選びに失敗したという過去があるかもしれません。だけど、その失敗を嘆くよりも「早く気付けて良かった、次はこうならないように気を付けよう」と考える方が建設的だと思うんですよ。

また、気づいた後どうするかも大切です。

嘆く暇はありません。

前向きに、転職を考え始めましょう!

辞めてからどうするか、転職活動を本気で考えよう

すぐ辞めること自体は、あまり問題じゃあありません。甘えとか甘えじゃないとか、いいじゃないか。甘えているとしたら今が克服のチャンスだし、甘えじゃないとしても辞めたい仕事・職場から早く脱出するチャンス。どちらにしても、今が好機! それをものにできるかは、これからの行動にかかっています。

情報を制する人が転職を制するのじゃ!

転職したけど、次もダメだったとなったらシャレになりませんよねー。そうならないために大事なのは、情報収集! 転職という戦いは、情報戦。情報を制する人が、転職を制すると言ってもいいんですよ。

どんな情報を集めればいいのかというと、やはり求人先企業の評判でしょう。

今はネット時代、企業の評判は検索したらすぐに出てきます。情報の多い・少ないというのはあるかもしれませんが、皆無という会社は少ないです。また、情報が皆無な会社はやめておくというリスク回避もできますしね。

求人先企業の情報を調べると、実際の給料とか残業時間とか色々なことを知ることが出来ます。求人票が詐欺だったらすぐにわかるんです。

また、「仕事の情報を集める」ことも大切。

今の仕事を辞めて違う職種に就くのなら、その職種のことを知らないと自分に合っているかがわかりませんからね。とにかく、ネットを使って情報を集めよう!

自分に合う仕事・職場ってなんだろう? 適性判断が肝

誰にも、合う・合わないということがあります。能力的にも、性格的にもね。能力的に合うとしても性格的に合わないのなら続けるのは難しいし、逆もそう。適性を判断するには情報を集めることも大事だけど、その前に自分の性格と能力を知っておかないと話になりませんよね?

だから、「自分はこういう人間だ」「こういう能力を持っている」というのを紙に書き出しましょう。

ゲームのステータス表示みたいに工夫してもいいし、自分が後から見返しやすいようにレイアウトしてもいい。とにかく、自分がどういう人なのかがすぐにわかるようにしてみてください。

わからないことがあるなら、友達に聞きましょう。自分じゃあわからないところも絶対にありますから。

その自己分析結果と、集めた情報とを照らし合わせてみたら、適性がわかりますよ。

辞める前から転職サイトに頼るのもいいかも

情報収集も適性判断も、やり始めると結構大変なんだよねー。転職サイトを使うと、キャリアコンサルトが情報収集と適性判断を手伝ってくれるから、オススメです。特に、転職サイトは今すぐ登録することもできます。

仕事をすぐに辞めることに不安がある人の立ち回り方としては、辞める前から登録しておいたほうがいいですよ。

そして、仕事を続けながら転職活動をするんです。

仕事を辞めるときは、転職先が決まったとき。

そうしたら「甘えだ」と引き止める人もいなくなるし、転職活動が難航したとしても生活が苦しくなることはありません。

仕事をすぐに辞めるのが甘えかどうか悩んでいるのなら、とりあえず転職サイトを使いましょう!

そして、これから情報収集と適性判断に注力してください。

行動を起こして、自分の今を変えようとしている人は、決して甘えてなんかいないと思います。辞めたいと思うこと自体は甘えだったかもしれないけど、自ら行動した時点で甘えは消えるんですよ。

仕事をすぐに辞めるのは、自分の甘えを克服するチャンス、自分の現状を変えるチャンス。

このチャンスを活かせるよう、がんばりましょう!