どうも、実は鉄道が結構好きなミヤケンです。
駅員さんの仕事ぶりとか、車掌さんの動きとか見ていると面白いんですよね。「そっち?」と言われそうだけれど、もちろん車両も好き。一番好きなのは貨物列車という変わりものだけれど、無機質で無骨な貨物列車にこそロマンを感じるんですよねー。
ただ、一番は働いている人を見るのが好きというのがミヤケンらしいというところなんでしょう。
今回は、ボクら一般人が見かける機会が多い「鉄道会社の現業職」を辞めたいという方に、職種ごとにアドバイスをしたいと思います。
駅員さんへ伝えたいこと! 苦痛と待遇は転職で変わる
鉄道利用者が一番かかわることが多いのが、駅員さんですよね。何かがあれば駅員さんに尋ねるし、何かがあれば駅員さんがすっとんできます。最早駅員さんは接客業なのでは!? と思うほどです。そんな駅員さんの苦労は、確かに接客業に通じています。
駅員 辞めたいの闇
SNSで「駅員 辞めたい」と検索すると、駅員を辞めたい人の投稿よりも「駅員さんに悪態をつくのを辞めたい」「駅員さんと毎朝バトるの辞めたい」という投稿のほうが多いんです。投稿者の名誉のため直接リンクを張ったりはしませんが、このキーワードで検索すると駅員さんに直接的な文句を述べるつぶやきもたくさん見つかります。
闇が深い…!
駅員さんの愚痴を拾おうとしたつもりが、駅員さんに対する愚痴を拾うことになったんだけれど、そこにこそ駅員さんが仕事を辞めたいと悩む理由が潜んでいますよね。駅員さんは、人に文句を言われることが多く心無い言葉をぶつけられる機会が多いということだから。
よく見ますもん。
「運行再開はいつですか! 会社に遅れたら責任とってくれるんでしょうね」とか、「人身事故!? おいなんとかしろよ」とか言っている人。
どんなショップで聞くクレーマーの言葉よりも口汚いなあと、ボクは感じます。会社に遅刻するというのは、サラリーマンにとって致命傷だからイライラするんですよね。
殺気立った人に対して接客をする仕事と考えると、辞めたいと思うのは当然かも。
待遇問題もあるよね
駅員さんは精神的苦痛を抱いて仕事を辞めたいと考えることが多いみたいだけど、そういう精神的苦痛や苦労・大変さに対して、正当な対価が支払われていないように感じている人もまた多いんじゃないかな。鉄道会社の給料は現業職より総合職のほうが高く、駅員さんは特に低い傾向があるという話は有名ですよねー。
駅員さんの問題は、求められるサービスと給料とが見合わない点と、悪質クレーマーによる精神的苦痛の大きさ!
転職するときは、この点を考慮しましょう。
駅員さんからの転職先、どんなところがいい?
まず、接客業・サービス業は辞めておきましょう。そうなると、一般企業の総合職か一般職か、IT系のエンジニアなどになります。鉄道会社のイメージだと「総合職はエリート集団」という感じがするかもしれませんが、一般企業だと実はそれほどでもありません。もちろん大企業だとそうかもしれないけれどね。
駅員さんのコミュニケーション能力を活かすなら、オススメは営業職。
仕事で顧客とかかわりたくないという人には、事務系の仕事や企画などが合うんじゃないかなあと思いますよ。
車掌さんのよくある苦労と転職先アドバイス
駅員さんに次いで身近な存在が、車掌さんじゃないでしょうか。乗降確認をしてくれたり、車内アナウンスをしてくれたりお世話になる機会は多いですよね。直接的じゃなくても、鉄道を利用する誰もがお世話になっている車掌さん、その苦労と転職先の選択肢に迫ります。
車掌のストレスも駅員並みに大きい?
2016年に、近鉄車掌さんの線路上飛び降りが話題になりましたよね。人身事故の対応中、車掌さんが路線上に逃げた挙句、高架橋から飛び降りたという事件です。車掌さんは乗客数人に囲まれ、喧嘩腰に口汚く罵られていた様子。そうして「もういやだ!」と叫んで、制服を脱ぎ捨てて飛び降りたわけです。
人身事故の対応をするのは、確かに車掌さん。
駅員さんが加わることもあるけれど、車掌さんが最前線で説明したり対応したりしているのをよく見ますよね。駅のホームでは車掌が、そのほかの場所では駅員さんが活躍してくれています。
車掌さんも、駅員さんと同じくらいクレーマーによるストレスを抱えているんじゃないかな。
集中力が続かない
車掌さんの仕事、基本的にはルーティンワークなんですよね。だから集中力が続かなくて、ミスをすることも結構よくあるみたいです。加えて長時間勤務や睡眠不足などによる集中力低下と眠気があるから、ミスを起こさないようにするには本当大変だなあと思います。ただでさえ、電車の音は睡眠導入剤みたいな心地よさがありますからね。
車掌さんの転職先、どんな選択肢がある?
JRなど大手の場合、中小私鉄に転職することで精神的苦痛はかなりマシになると思います。大きな路線・大きな駅だと、利用者が多いから人身事故もクレームも増えますからね。それだけの人がいると、車掌さんに暴力を振るうような輩とか変な人も多くなるわけです。分母が多いんだから。
だから、なるべく分母が少ない会社に転職したらいいと思います。
自分の住んでいる地域の中小私鉄が現業職を募集していないかどうか、探してみましょう。
ダメだった場合、駅員さんと同じく営業職または事務職や企画職などをオススメします。
現業職の花形? 運転士の辞めたい理由と転職先アドバイス
駅員・車掌ときて、最後が運転士! 現業職にとっては花形とも言える仕事で、運転士に憧れる人も多いですよねー。割と鉄道が好きなミヤケンにも、運転士さんに憧れた時期がありました。鉄道好き男の子なら多くの人が通る道じゃないかな! そんな運転士さんにも、たくさんの悩みがあるわけです。
運転士のここが辛い! 一挙紹介します
- 後ろから動画を撮られるのが嫌
- 睡眠不足とのたたかい! 終電が遅くなると辛い
- 休みが不規則だから家族との時間が持てない
- 責任の重さの割に給料が安い気がする
- 出世は酒とギャンブルの付き合いがいい人がする
- 常に健康体でいなければならない
- 息苦しく、うつ病になる人も多い
動画撮影に関しては、Youtubeにアップロードされることもある様子。その動画が話題になればなるほど自分の仕事ぶりが勝手に世界に晒されることになり、いい気分にはならないみたいです。そりゃあそうですよねー。後ろから自分が仕事をしているところを無断で撮影され、しかもアップロードされて気分がいい人なんていません。
また、運転士さんはかなり忙しく睡眠不足をうったえている人が多いです。
終電が遅くなると辛いというのは、「大雪などによるダイヤの乱れが原因で、終電が3時とかになることがある」ということでしょうね。どれだけ終電が遅れようとも始発の時間が変わらないし、始発の電車に対応するのは前日勤務の人たち。ということは、終電が遅くなると睡眠時間がほとんどないということですよねー。
忙しいだけじゃあなくて、休みが不規則なのも辛い人には辛い。
家族との時間が持てないというのは辛いなあ…。ミヤケンは家族持ちだから、考えただけでさびしい気持ちと申し訳ない気持ちがこみあげてきます。
さらに、責任が重いのに給料がそんなに高くないというのも辛い部分だそうです。確かに、乗客の安全は運転士にかかっています。命を預かる仕事としては給料は高くないでしょう。運転士よりも、総合職のほうが高いとかザラにありますもんね。
あとは、出世のために酒とギャンブルに付き合わなきゃいけないなどの古い企業体質が嫌になるというのもあります。
酒に付き合わないと出世できないのに、アルコール検査があるし、健康診断の数値をすべてクリアしないとほかの部署に異動させられるというのは矛盾しているような気が…。確かにこれは息苦しく、うつ病になる人が多いのも無理はないですよね。
運転士にオススメの転職先
運転士を辞めたいという場合、ミヤケンとしては「鉄道会社じゃなくて別の業界に転職する」ことをオススメします。特に何か興味が持てるような技術職がないか探してみてほしいところです。運転士もある意味で技術職と言えると思うし、親和性は高いと思います。
もちろん新しい分野の知識と技術を手に入れる必要があるから、それを面倒だと感じる人には総合職や一般職がいいのかもしれませんけどね。それをワクワクすると感じるのなら、技術職を選びましょう。
ミヤケンがオススメなのはWeb関係です。
ボク自身がWebの仕事をしているというのもあるけれど、Webはめまぐるしく状況が変わって面白いんですよ。いろいろな人が見るのが楽しいし、いろいろなサイトがある中で自社のサイトを検索トップに持っていこうと策略を練るのも楽しい。
もちろん、Web以外に興味が持てる分野があるならそっちに行ってくださいね。
結局は、興味が持てるかどうかだと思います。運転士も少なからず憧れと「やりたい」という気持ちを持って就いた仕事だと思うから、それを超える仕事を探すには「興味」が無いと。技術職じゃなくてもいいから。