今日もコールセンターの人にお世話になった、ミヤケンです。

これはボクだけかもしれませんが、コールセンターに電話をしたとき女性オペレーターに和んでしまいます。電話するということが苦手で緊張しながらかけたら、かけ終わったときには和んでいる不思議! だけど、同時に大変そうな仕事だなあとも思うんですよ。

コールセンターやテレアポといった電話をする仕事はボクにはできそうにありません。電話苦手だから!

今回は、テレアポからコールセンターに転職して両方の仕事を経験している知人に話を聞きながら、「コールセンターやテレアポからの転職」を掘り下げていきたいと思います。

ミヤケン(の知人)が語る! テレアポ・コールセンターを辞めたいと思った話

ミヤケンの知人の名前を仮に「諸星くん」とします。諸星くんのモッくんとでも呼んでやってください。

モッくんはテレアポを辞め、今ではコールセンター勤務をしています。

「楽しいこともある」と語る今でも辞めたいと思うきっかけは多々ある! ということで、諸星くんに独占インタビューしてみました。

諸星くんのテレアポ時代 辞めたきっかけは?

「諸星くん、どうしてテレアポ辞めたの?」

飲みの席でボクは聞きました。彼は「なんだよ藪からスティックに」と懐かしい言葉を吐きながら、頭の中では過去に想いを馳せている様子です。「んー」と、日本酒のグラスをますから取り出してグラスの底を拭きながら考えている。

たまの八重桜(純米酒)を口につけようとグラスを傾けながら、「あ」と一言漏らしました。

「テレアポ辞めたのは、自分の仕事をするだけで誰かを怒らせるから…だったかなあ」

グラスを一気に空にした後、諸星くんは饒舌に語ってくれました。テレアポは、不特定多数の人に電話をかける仕事です。ほとんどの人は電話をガチャ切りするか丁寧に断るかだけど、いい気はしないでしょう。ときには怒られることもあったとかで、精神的に結構キツかったみたいです。

「オレは自分の仕事をしているだけなのに!」と、諸星くんの語り口にも熱が入ってきます。

それは怒り交じりではありましたが、「自分の仕事が誰かの役に立つどころではなく、誰かを怒らせているということ」に対する嘆きであるようにも聞こえました。

残っていた最後の唐揚げをさらいながら、諸星くんはさらに語気を荒げます。「アポなんか取れるか! 古いわ」と。

この言葉だけを見ると「彼は気が荒いなあ」と思ってしまいそうなんだけど、モッくんは昔から「人の役に立てる仕事がしたい」と言っていました。そういう自分の思いに反することをしていることに、苛立ちを覚えていたんでしょうね。


まとめると、テレアポを辞めたいと思った理由は「仕事をするだけで誰かを怒らせる」「アポが取れないから」「古臭い手法だから」という三つが大きいということです。

今のコールセンターの仕事を辞めたいと思ったことはある? と聞いてみた

お互いに結構お酒が入ってきて、飲み会はだんだんと楽しくなってまいりました。話す内容はお互いの転職前の仕事に対する愚痴などがメインでしたが、ボクとしてはまだ聞きたいことがあったため強引に話を切り替えます。

「逆にさあ、今の仕事、辞めたいと思ったことあるの?」

諸星くんは「ある!」と即答。

追加のホッピーセットを頼んでから、諸星くんは勝手に語り始めました。

「この商品壊れてんじゃねえの? とか喧嘩腰で電話をかけてくる客が多いんだよ。役に立てている自覚はあるけど、感謝をされることはあまり無い。しかも喧嘩腰でかけてくる人ほど、説明書を読まずに壊れたと言ってくるから勘違いしていることが多い。」

彼は続けます。「そんで、給料が安い」と。正社員だとしても人一人が生きていくのにも少し苦労するくらいの給料だから、やりがいはあるけど一生続けられる仕事じゃないと諸星くんは語ります。

確かに、コールセンターの正社員が月収30万円とか40万円とか貰うイメージはありませんよね。

やはり、テレアポ同様に「精神的ストレス」が大きな理由となり、給料の安さが後押しして辞めたいと思うみたいです。諸星くんの場合は「人の役に立てている誇り」があるから続けられているけれど、そういうものが無いと続けていくのはキツイでしょう。

それがあったとしても、現実的に考えて「辞めよう」と思うのは無理がありませんね。

諸星くん独占インタビューという名の飲み会は、これにてお開き!

コールセンター・テレアポから転職するとき、転職先はどうする?

諸星くんは、テレアポからコールセンターに転職しました。

ただ、諸星くんの話を聞く限りだと業務内容が似通っているためあまりオススメできそうにありませんよね。

どのみち精神的ストレスに苦しめられることになるし、給料はどちらも似たり寄ったり。テレアポは「アポが取れれば高くなる」という性質があるから、うまくいけばコールセンターより稼げるけど…。

十分とは言えないし、確かに手法は古いんですよねー。

だったら、テレアポとコールセンターと相互的に転職先には選べないということになります。

そこで考えたいのは、テレアポから転職するとき「どういう経験を活かすことができるか」です。ミヤケンが思うに、テレアポというのは営業活動の一環なんですよね。電話営業という限られた経験だけれども、営業経験があると言えます。

ただ、新規顧客獲得営業は、テレアポと似た悩みを抱えることが多いんですよ。「ひたすら訪問し続ける苦痛」とか、「訪問先で怒られる」とか…。

それなら、法人ルート営業がいいんじゃないかなあ? テレアポより給料は高く、既存顧客相手だから「だれかれかまわず営業をかける仕事」をしなくてもいい。精神的苦痛はかなり緩和されますよ。オススメの転職先です!

また、経験を活かすより辞めたい理由を解消したいという想いが強いなら、一般事務がオススメ!

一般事務は「誰かを支える仕事」と言え、給料も休日日数も比較的安定しているんです。決して高くはないけれど平均前後はあるし、給料は勤続年数が長くなると自然と上がっていくし…。テレアポやコールセンターのように外部の人とかかわることもないから、精神的ストレスも減ります。

テレアポ・コールセンターを辞めたい理由を根こそぎ解消できる仕事、と言ってもいいかもしれませんねー。

これはコールセンターからの転職先でも同じことが言えますよ。

ミヤケン一押しは、法人ルート営業か事務職かの二つ! 検討してみても、いいのでは?

諸星くんのインタビューという形をとって、テレアポ・コールセンターを辞めたいと感じるきっかけを紹介しました。そこからオススメ転職先を導き出すと、法人ルート営業と事務職の二つがベストなんじゃないかなとミヤケンは考えます。

テレアポもコールセンターもずっと続けられる仕事じゃないだろうし、転職を考えるのはとてもいいことです。自分が「これなら続けられそう」と思える仕事を、妥協しないで探しましょう!