パワーハラスメント死すべし、慈悲はない。
どこにでも、パワハラ上司というのはいるものです。必要も無いのに怒鳴るとか、指示するのに暴言を使わないと気がすまないとか、ほかにもいろいろ…。パワハラ被害というのは、大なり小なりたくさんあるんじゃないかなあ。
ただ、良くあるからと言って許せる問題じゃないんだ!
今回は、パワハラ上司が原因で辛い・辞めたいと思っている皆さんにミヤケンからアドバイスがあります。
上司のパワーハラスメントは砕けない
パワハラ上司に悩む人に、「上司のパワハラを止めさせるにはどうしたらいいか」を語る人がいます。だけど、本当にパワハラをしている人の多くは、自分がパワハラしているという意識は無いんじゃないかなとミヤケンは思うんですよ。
上司連中は、ただの「しごき」のつもりかもしれないし、「ただ指導しているだけ」と思っているかもしれません。パワハラがこれだけ大きな問題となっている現代社会において、自分から進んで意図的にパワハラをするような人は、なかなかいないと思います。
一部、そういう異常者もいるものだけれどね。
大部分は、「パワハラ認定されるのは怖い」と感じながら、それでもパワハラをしているんじゃないでしょうか。
どうして無意識にパワハラをしてしまうのかという疑問の答えは、ミヤケンが思うに世代間ギャップです。
ただ、今の平社員世代は違います。
しかも、ハラスメントという言葉がメディアによって広げられました。
ハラスメントと判断する基準は、どんどん下がっている。
その背景を知って汲み取ろうとし、それに順応しようとする上司はパワハラをしません。ただ、汲み取ることも順応することもできない上司はパワハラをして「しまう」んですよ。それは無意識のことで、順応できるかどうかというのも「気づきの問題」じゃあなく、「根本の性格の問題」だと思います。
だから、パワハラを止めることは不可能! 断言してもいいですよ。
上司のパワハラは、立ち向かうよりも逃げるが勝ち
昔ね、読んだ漫画で衝撃的だった台詞があります。「逃げるんだよォ!」という、主人公のセリフ。少年漫画の主人公なのに「逃げるが勝ち」を地で行く、勝てないのなら立ち向かうよりも逃げると言う選択肢を取ったその主人公に衝撃を受けました。
結局最後には、勝てそうもないような強すぎる敵に立ち向かい、奇策と運で勝利したわけだけど…。
ただ、逃げるが勝ちというのはボクら社会人も見習わないといけないところなのかもしれません。
パワハラは、立ち向かっても無駄だよ無駄無駄。上司にパワハラを止めさせるのは無理だし、弁護士に相談したり労基署に相談したりするよりもね、その労力を転職に当てたほうが有意義だと思うんですよ。
労基署や弁護士の助けを借りて、上司を追いやることができたとしても、後に残るのは「この人ヤベエ」という周りからの視線だけです。周りの人は感謝をするかもしれないけど、それは最初だけ。後からは「腫れ物扱い」されるんです。この人は何をするかわからない、みたいなね。
結局、転職することになるかもしれません。
それなら、自分から去ったほうが賢いんじゃないかなあ。
立ち向かおうと考えるより、逃げる算段を立てるほうがお得ですよ。
良い上司に恵まれるための転職先選びについては、上司が原因で会社を辞めたい!転職で嫌いな上司を見返すための立ち回り方で語っています。参考にしてみてください。
精神的に辛いなら、一度休むのもアリ
パワハラのせいで精神的に辛いのなら、転職する前に一度休養を取るのもアリです! 心が疲れているときに転職活動をしても、的確な判断ができるとは思えませんから。的確な判断ができるようになるまで、しっかりと心を休めることが大事だと思います。
そのための期間は人それぞれ違うと思うけれど、短期間で済みそうなら「退職前に有休使いまくって休む」というのが一番オススメです。転職活動もスムーズになるし、空白期間をあまりあけずに済みますから。
ただ、ダメそうなら一度辞めて休んでからゆっくり転職活動を始めるのもいいと思います。
とにかく、言いたいのはただひとつ。パワハラ上司が原因で止めたいなら…逃げるんだよォ!
パワハラ上司に、「パワハラ止めろ!」と言っても無駄です。彼らにパワハラの意識はなく、それを指摘したとしても決して認めようとはしません。そもそも新しい潮流に合わせることもできないのだから、自分の過ちを認めて改めるなんて無理でしょう。
結局、辞めたいと思ったら転職するしかありません。
パワハラ上司からは逃げてもいいんです。逃げるが勝ちという言葉が、あるんだから。