結婚式のことは、未だによく覚えているミヤケンです。
自分含め、みんながみんな笑顔だったのが印象的でした。それもこれも、一緒に式を作り上げてくれたウェディングプランナーさんのおかげだと思います。ただ、「仕事の大変さ」が気になってしょうがない性分なボクは、わくわくドキドキしている嫁さんをよそに「大変そうだなあ」と感じていたんです。
今回は、ウェディングプランナーを辞めたい人の悩みに密着しながら、オススメの転職先を考えてみたいと思います。
辞めてよかった、と思えるためにウェディングプランナーから転職しよう。
ウェディングプランナー辞めたい理由あるある発表大会
辞めてよかったと思える転職をするためには、闇雲に動いても意味がありません。どうしてウェディングプランナーを辞めたいと思っているのかを自覚し、それをどうにかするために動かなきゃあ!
そのために、大・ウェディングプランナーを辞めたい理由あるある発表大会をします! 大が二個ついてお得な感じで。
調整・折衝が大変だ!
ウェディングプランナーというのは、まとめ役ですよね。単独でできることというのは、とてもとても限られています。結婚式というのは、照明さん・音響さん・撮影スタッフ・衣装メイクさん・フラワーコーディネーターさんなどなど、たくさんの人の手で作られているんですよね。
スペシャルサンクス・参加者の皆さん、みたいな。
プランナーはそういう色々な人たちのまとめ役であり、橋渡し役でもあります。
その調整作業と折衝ごとが、本当に大変なんですよねえ。違う畑の専門職同士が同じ職場で働くと、それぞれの知識と経験がぶつかり合います。その相乗効果でいいものが出来上がることもあるんですけどねー。
ただ、正しく相乗効果を生むためには優秀なまとめ役が必要。
割を食うのは、まとめ役となるウェディングプランナーというわけです。
幸せの手伝いと、料金回収
ウェディングプランナーは幸せの手伝いをする仕事という理想がありますが、現実はどこまでいっても会社員です。結婚式を挙げて綺麗に終わるわけではなく、料金回収や書類整理などなど現実的な仕事が待っています。
ときには金銭トラブルに巻き込まれることも…!
結婚式にはまとまったお金が必要で、高いですからね。
お客さんによっては、「髪型が気にくわなかったから支払い拒否だ!」ということもあるし、「夫婦そろって連絡先が変わって連絡がつかない」ということもあると思います。
幸せそうな二人を見て、そのあと思いきり現実に突き落とされる…。
こんなに辛いことは、ありません。
ドキッ! 安い給料に休日出勤あたりまえ? ノルマもあるよ
思ってみれば、ウェディングプランナーにとって休日というのは何なんでしょうね。ボクらが結婚式を挙げるときには、プランナーさんの休日を気にしたことがありませんでした。こちらの都合がいい日を伝えると、それにしっかり応えてくれる。
考えてみると、おかしな話です。
彼ら彼女らにも、休日があるはずなのに…。
そう、残業も休日出勤も当たり前の仕事だからこそできる芸当ですよね、ここまで顧客に合わせるというのは。今考えると、ボクらは休日にプランナーさんを呼び出していたのかもしれない。
しかも、調べてみると給料が安いという不満を述べている人が多いんですよね。
あ! ノルマまであるよ…!
企画職とかディレクター職という側面が強い仕事なのに、そんな営業職みたいな…。考えるだけで辛い仕事です。
ウェディングプランナーはちょっと曖昧な仕事
ウェディングプランナーを辞めたい理由あるあるを見ていると、この仕事は企画職と営業職のハーフ&ハーフだなあと感じます。プランナーという仕事から企画職というイメージが強いですが、ディレクターや営業職という側面も強いんですよね。
曖昧な仕事は辛さが倍々になりがちで、悩みを全部丸ッと解決するのは難しいです。
ただ、その分「今の仕事から転職するときに活かせる経験・能力」が多いということでもあります。そのデメリットとメリットをしっかり把握したうえで、転職先を考えてみましょう。
ウェディングプランナー特有の悩みを丸ッと解決できる転職先。例えば…
難しいことから考えよう! 悩みを丸ッと解決できる仕事はあるの? ノルマが無くて、仕事量と給料のバランスが良くて、休日出勤もなく、他業種との調整や折衝ごとも無い。そんな仕事が…あります。
- 一般事務
- 経理事務
- 警備員
- ビルメンテナンス
一般事務や経理事務は他部署と関わることがほとんどなく、調整も折衝ごともありません。顧客や利益と直接かかわることもないから悩みを丸ッと解決できる仕事と言えるでしょう。給料は高くはありませんが、仕事と給料とが見合っています。
警備員は体力的にしんどく、シフト制のため夜遅くなることもありますが休日出勤はなかなかありません。
ビルメンテナンスもまたしかりです。ただ、ビルメンテナンスは一人で仕事をすることが多く、孤独に耐えられない人にはオススメできないというデメリットがあります。
オススメ度が高いのは、一般事務ですね。箇条書きの上から順番にオススメ度が下がっていきます。
解決したい悩みと、活かしたい経験・能力を決めよう
悩みを丸々解決できる仕事は、ウェディングプランナーを辞めたい理由を解消できるメリットがありますが、今の仕事の経験とそれによって培った能力を活かすのが難しいというデメリットもあるんです。
ミヤケンがこの記事の中で一番伝えたいのが、解決したい悩みと、活かしたい経験・能力をそれぞれ決めようということ。
今、みなさんの手にはいろいろなカードがあります。そのカードから悩みと経験・能力それぞれ1枚から2枚ずつ選ぶんです。そのカードに合った仕事を転職先の候補に入れることで、転職の難易度を下げながら、悩みも解消して経験を活かすことができます。
このようにして、段階的に転職先を選ぼうじゃあないですか。
例として企画職を挙げたのは、個人的に企画職が最もオススメだからです。
ウェディングプランナーの企画職に近いイメージを、そのまま高めることができます。プランナーの仕事幅が広いなあとか、営業みたいなことやらされてるなあとか、そういう不満が消し飛びますからねえ。
調整や折衝ごとの経験が辛いというのならオススメできませんが、それ以外の方にはオススメです。
ウェディングプランナーを辞めたいと思ったら、まずは自分自身のカードを集めましょう。自分の悩みを思いつく限り書き出して、自分の経験と能力を把握するんです。難しそうなら、転職サイトに手伝ってもらうということも大切だと思います。
どうしてウェディングプランナーの仕事が辛いのか、どうして今の仕事から転職しようと思ったのか…。
それが鍵、転職で幸せになる鍵! 人生の扉を開けましょう。